最近自覚し始めたのですが、なんとなくわたしには「人に会う致死量」があるように思えます。
1日の中で、人と接触できる時間に限りがあるのです。
その接触には、直接の対面はもちろんのこと、LINEなどのチャットツールやインスタなどのSNSも含まれているよう気がする。
コミュニケーションが限界を超えると、翌日はもう泥のように寝ないと回復できないくらい疲れてしまいます。
そうなるともうYoutubeで誰かのトークを聞くことすらしんどくて、川のせせらぎとか焚火の音をっきながら寝る前の時間を過ごしたり。
一方、仕事で接客するのはそれほど苦ではありません。
1日の仕事終わりにそこまで疲れていない自分に気づき、ショッピングなどの寄り道をして帰る余力があることもしばしばです。
違いは一体何なのか。
まだハッキリとはしていないのですが、感情に負荷がかかると疲労がのしかかるように思えます。
仕事でお客さんと交わす会話にはそれほど感情が乗りません。社交辞令の延長のような、型にはまった言い回しやお天気などの浅い会話ばかり。
その場限りの関係なので会話が深くなることもなく、相手の素性もよくわからない。
そんな一期一会のコミュニケーションではストレスをあまり感じない気がします。
他方、職場の同僚との会話は内容によって疲労度に差が出ます。
業務の内容はまだいいけれど、仕事の売り上げだったり成績の話になるとちょっと苦手。
これがグチや悪口、噂話になるともっと苦手。疲労のタネになるわけです。
かと言って職場の人間関係に一切不満がないわけではありません。
聖人でも神でもありませんからムカつくことやイラっとくることはありますし、理不尽が扱いを受けると誰かに話を聞いてほしくなったりもします。
四六時中ネガティブを吐き続けるのは良くないけれど、たまに言う程度なら仲良くなるためのスパイスとして効果もあるようですし。
ただ、「〇〇だったらしいよ。」という事実かどうかがあやふやな噂はちょっと勘弁してほしい。
「あの企画は課長が勝手に決断したらしいよ。」
「あのルールを作ったのはたぶん△△さんだと思うんだよね。」
「きっと××さんはクライアントと個人的に仲良くしてるんじゃない?」
この類の話は苦手。証拠がないし、憶測でしかない。なのに、こういう話題に限って尾ひれがついて話がデカくなるじゃないですか。
まあ、盛られたうわさ話はネタ的においしいので、喋ってるうちにアドレナリンが出ちゃって止まらなくなるのも分かります。わたしも以前はそうだったし。
でもなんか、もうそういうのは卒業したいなと思い始めてて。
LINEでもSNSでも似たようなジャンルの話になるとグッタリしてしまうので、
自分はそこから抜け出して成長する段階にいるんじゃないかなと思います。
自分の見聞きできる範囲を超えたエリアで起きていることなんて、知らなくても別に支障ないじゃないですか。
それが自分に関わるようになってくると自然と耳に入ってくるので、手遅れになることはないし。
必要な情報は必要なタイミングで降りてくると思っているので、わざわざ自分から根掘り葉掘り探りに行かなくたっていいんですよね。
そんなことよりももっとこう、生活の知恵とかクレジットカードの活用術とか、円安を乗り切るアイデアなんかを知りたい。
「これから何が起こるか」じゃなく、「何が起こってもこれくらい準備しておけば勝算7割」みたいな情報の方が、わたしにとっては価値があるんです。
勝算が7割なら負ける確率は3割ですから、そのリスクを受ける覚悟や準備なんかを知れるともっと良い。
誰かの愚痴や不満を漏らすにしても、それが前向きであればそこまで疲れないと思うんです。
自分がその場から去るとか、接し方を変えるとか、自分の手に負えない不平等さを感じたら上司や会社に報告するとか、何かひとつ前向きな姿勢が見えると後味がちょっとスッキリします。
でも、解決を望まずドロドロとした不満を持ち続けていたら、そのうち沼みたいになってしまいそうで。
たぶん、そんな沼のような話題が致死量に達するとダウンしてしまうんじゃないかと推測しています。
Youtubeでも、誰と誰が仲が悪いとか意見が割れてるとか、そういう内容はやっぱり疲れちゃいますね。何も生み出さないからかな。
正直な話、コロナ前まではあまり自覚がありませんでした。
緊急事態宣言などでひとりで過ごす時間が増え、そのあまりの居心地の良さに「あれ?」と思ったのがきっかけ。
それまでは人と過ごすのが楽しいと思っていたんですが、「ひとりで本を読んだり物を考えている方が遥かに楽しいし建設的だ。」と気づいてから、人とのコミュニケーションに定量が生まれたような気がします。
もしかして多いのかな、そういう人。
これから人間関係が変化するにしたがって、コミュニケーションの限界値が上がるかもしれません。良い友が増えると、長時間話していても疲れなくなるかもしれないし。
そうやって、自分の変化を楽しんでいきたいと思います。
感謝日記
久々に食べたケーキがおいしかった。
頂いた手作りパンが絶品。
小さなトラブルが無事解決して一安心。