30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

ピアスの位置がズレている

二十歳でピアスを開けました。

高校生くらいから開け始めている子もぼちぼちいましたが、校則違反だったのでビビりのわたしにはできませんでした。

卒業後さっそく開けたかったのですが今ひとつ覚悟が決まらない。

近場の皮膚科ではピアスホールはやっていないし、自力で開けて肌トラブルを起こした友人もチラホラ。

毒母はもちろん猛反対で、トラブルが起きたエピソードを夢中でかき集めては毎日説教。ネタが出尽くしたら今度はご近所の評判がどうのこうのと言い出す始末。

いやいや、ご近所さん他人の耳の穴なんか見ないでしょw

 

そんなある日。毒母の仲の良い宗教仲間が「ピアス?わたしも20代から開けてるわよ。ホラ」と涼しい顔して髪をかき上げました。驚く毒母。いや知らんかったんかいw

それを見た毒母は狼狽えながら「お肌のトラブルとかあるんでしょう?今からでも塞げるんでしょう?ほら、周りの人の目もあるし…」

「トラブルなんかないわよ。それに海外では赤ちゃんのうちに開けちゃうじゃない。アメリカの信者さんたちは女の子も普通に開けてたわ。宗教の戒律には何ひとつ違反してないわよ。」

友人に嫌われたくないため、返す言葉がない毒母。苦虫を噛み潰した表情で、わたしに「好きにしなさい」と、吐き捨てるように言いました。

 

ぐずぐずしていられません。毒母の気が変わらないうちにその足でお店に行きピアッサーを購入。1個につき穴をひとつ開けられる使い捨てタイプで、2個買いました。

 

開けたい位置にマジックで印をつけ、耳たぶを氷でキンキンに冷やしてガシュッと貫通。思ったほど痛くない。

チタンポストのピアスを1週間ほど付けっぱなしにして、ついにピアスホール完成。

肌が弱いわりにトラブルもなくスムーズでした。

 

で、後日。

チェーンの先にパールがゆらゆらしているピアスをつけて鏡を見たとき,そこでようやく穴の位置が左右で微妙に違うことに気づきました。右耳の方が穴が下がってる。

やっぱり素人ってこういうところで雑さが出ちゃうんでしょうね。というか、数年後メガネ屋さんで発見したのですが、そもそもわたしは左右で耳の位置がズレているそうです。

「歯の噛み合わせや利き手,姿勢などでどうしてもそうなるものです。」と言われました。

確かに最近、そのピアスのズレの差が開いてる気もする。でも若い頃にそこまで計算して位置を決められるものでもないし、仕方がないや。

 

今となっては、そのズレも含めてわたしの個性と捉え、あまり気にせずその差を楽しんでいます。

 

もしこれからピアスを開けようと思う方がいたら、左右差にはじゅうぶんお気をつけくださいね。

 

感謝日記

カフェの店員さんが親切だった

ポカポカ陽気でしあわせ

お仕事をいただけて感謝