30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

ゲームで人格は変わらないけれど

ゲーム好きなんですが、ここ最近パッタリやらなくなりました。

好きだと言っても全然大したことなくて、ツムツムとか逆転裁判とかレイトン教授あたりです。相当前ですね。パズルや推理や謎解きが好きです。

 

わたしの子どもの頃はドラクエがこの世に誕生した頃で、当然わたしもすごくやってみたかったのですが、毒母がゲーム反対派だったのでまずゲーム機を買ってもらえませんでした。

かろうじてポパイのゲームウォッチがあったくらいかな。な、懐かしい…。

って、思わず勢いで調べてみるとメルカリで山のように売られていました。そしてほとんどSOLD OUT。みんな童心に返ってやってみたくなるんですね。わたしも見ているうちに欲しくなってきました。

 

さて、家にゲーム機がなかったため流行に乗れずあまり記憶が定かではないのですが、高校生くらいの頃にスーファミストリートファイターが大流行していた気がします。
春麗のコスプレなんかもものすごく流行ったので、プレイしたことのないわたしでもキャラの名前はある程度覚えられるほど。
TVなどのメディアにも大いに取り上げられたので、当然それは毒母の目にも留まるようになりまして。
そうなるともうお約束の展開です。「格闘技のゲームなんかやったら人を殺すようになる!絶対にうちではゲーム機なんか買わないからねッ!!」と、毎日のように騒いでいました。
でもまあ、うちだけじゃないんですよね。わりとそういう考えの家庭もあったと思います。
たぶんメディアの煽りだと思うんですけど、暴力事件を起こした犯人の部屋はゲームまみれだったとか、格闘ゲームの技を学校で試して同級生にケガをさせた生徒がいるとか、「ゲーム=悪」と結びつけるような事件を多く取り上げていました。
あれ一体何だったんでしょうね。急に売り上げを伸ばした任天堂への妬みだったのかな。
メディアの思惑に見事にハマった親たちは、こぞって「格闘ゲームが子どもを乱暴な性格にする」と騒ぎだしました。

でもこれ、因果関係はないことが科学的に証明されているようです。しかもけっこう前に。
そんな証明をしてもしなくても結局格ゲーは売れるので、それを熱心にシェアしようとする人はあまりいないみたいですけど。

どういう実験をして因果関係がないことを証明したのか、詳しいことはわたしにも分かりませんけど、でもこれを見たときに妙に納得してしまいました。

 

よくよく考えたら、毒母は格ゲーなんて一度もやったことありませんが、攻撃的な言葉を毎日毎日使って人を傷つけてるんですよね。
格ゲーが暴力的な人を育てるなら、ゲームをしない人は温厚な性格であるはずです。
毒母は散弾銃のように言葉の暴力を振るう日々です。何十年も玉切れを起こすことなく攻撃を続けています。
そう考えたら、確かにゲームと暴力性に因果関係はないですね。

単純に、毒親たちが「ゲームを禁じている自分たちは正しい」と主張したいがためにでっちあげた説なのかもしれません。

 

じゃあゲームをしても影響は一切受けないのかと言うとそうでもなくて、種類によっては脳のワーキングメモリを増やす働きのあるゲームもあるようです。
スピード記憶系なんかがそれに該当するらしいですね。
言われてみれば、DSの出初めには脳トレが流行っていました。

 

ゲーム感覚の学習にもメリットはあるようで、語学をゲームで覚えると上達が早くなることもあるようです。
たしかにわたし、一時期ニンテンドーDSえいご漬けにハマって暇さえあれば遊んでたんですけど、あの頃ディクテーションが格段に上達しました。耳で聞いた英単語のスペルを正しく書けるようになるスキルのことなんですが、海外で意味の分からない単語を耳にしたとき、すぐ電子手帳にスペルを入力して検索することができたので語彙が一気に増えました。発音もよくなりますし、これはオススメ。

 

こうして考えると、ゲームは悪いことばかりではありません。
結局は使い方なんじゃないでしょうか。
ただ昔は、正しい使い方を子どもに教えるのが面倒くさいとか、そもそも親が正しい使い方を知らないとか、そういう理由で「ゲームで遊ぶのは悪いことだ」と頭ごなしに決めつけて楽をする大人が多かったんだと思います。

 

今にして思えば、家庭にゲーム機のある子でも成績が良かったり、引きこもらずにスポーツに励んでいる子もたくさんいました。
使い方が上手だったんだと思います。それを、「よそはよそ、うちはうち!」の一言で片づけていた我が家ですが、一瞬でも「あそこの家ではどうやってゲーム機を使う時間を管理しているんだろう。」と考えたり訊ねたりしていれば、今とは違う親子関係になっていたかもしれません。

ゲームで人の性格が変化する可能性は低そうですが、ゲームの使い方で見えてくる人間性というものはありそうです。
わたしも老害にならないよう、パズルゲームをまた始めてみようかな。

 

感謝日記
新しい本との出会いがあった。
楽しく仕事ができた。
いただいたフルーツが新鮮でおいしかった。