30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

吉本ばななさんのnote

Xで吉本ばななさんの書き込みを見つけ、気がつけばnoteを購入していました。価格は500円。

20,000字のエッセイですので文字単価2.5銭。

長年のばななさんのファンにとっては安すぎると感じるでしょうし、さほどファンではないわたしだってそう感じます。

内容は、すごいの一言。

わたしの世代にとって吉本ばななさんは書き物界のアイドルみたいな存在でした。名前も奇抜で素敵だし、作品も映画化されたりしてキラキラ作家のイメージを揺るがないものにしていました。

このnoteでは、キラキラの背後にあったものと、キラキラの向こう側がびっちり隙間なく書かれています。

ばななさんの心の叫びが見えます。文章がところどころ意味不明で、それだけ命懸けで書かれたのだと思います。

わたしのようなタイプの毒親育ちが読むと、救われるかシンクロのしすぎで具合が悪くなるかの二極化しそうな文章。

警察のご厄介になるような分かりやすいタイプの毒親ではなく、傍目には分からない重たいヴェールが掛かっているタイプの毒親家庭。わたしが上手く言葉にできなかったこの家庭の構造を、これぞ才能と言わんばかりに見事に説明してくれました。現在は目隠しのヴェールがすっかり外れて丸見えになっているようです。

この方はわたしを理解してくれるだろうな、そう思わせる内容でした。そして、毒親との戦いは自分の命が尽きるまで続くことを思い知らされ、ある種の心の準備もできたかもしれません。

ばななさんが61歳になってようやく真実を文章にしてくれたことを考えると、わたしもこの年齢で過去をカミングアウトしたのは妥当に思えました。自分のような人間が仕事をする時の向き合い方、人生の進め方に於いても学べることが多い内容です。

1回目は衝撃が大きいので、繰り返し読むのが良さそう。

noteを購入したことでばななさんに協力できましたし、わたしは理解者を得た気持ちになりました。共感の満足度が高いとでも言いましょうか、ここまで書いてくれるなら他の人がわたしを誤解しても別にいいかなとさえ思えてしまう。

パワーを持つ文章を読み、大波に呑まれたような感覚に襲われています。本当に凄い才能を持った人なんだな…。

興味のある方はぜひぜひご覧ください。スタバのコーヒー1杯の値段で読めます。おすすめです。