わたしの周囲には愉快なお友達が多いです。
そのお友達が育った環境もなかなかのものです。
ちょっとネジが外れてるというか斜め上というか、10人並みじゃない人ばかり。
ここでエピソードを披露すると「これって自分のことじゃね?」と勘づかれそうなくらい個性際立つものばかりなので、差し障りのなさそうなものだけ書いてみようかな。
浜育ちのお友達Sちゃん。彼女の実家は漁師で、お父さんは札束をポケットに突っ込みタクシーで5時間かけて娘に会いに来たりするそうです。海の男って本当にそんな感じなんだ…。
事前連絡も何もなく、気が向いたらフラリとやって来るのでいろいろ大変。
そもそも娘の家をうろ覚えだそうで、近くまで来たら「この辺で降ろしてくれ」と頼み,あとはご近所を1軒1軒「この辺にSの家はありませんかね?」と尋ねて回るんだそうです。
「恥ずかしいったらありゃしない」と怒ってました。
ある日も突然やってきて、Sちゃんの息子(6歳)を指差し「コイツは勉強できるのか?頭いいのか?」と聞くので「普通だよ」と成績表を見せると、しばし眺めてから「んん?!」と声をあげ、「コイツの名前、コウヘイっていうのか!」と驚いていたそうです。
「もう生まれてから6年も経ってんのに今まで名前も知らずに会ってたってどういうことよ。」とボヤいてました。
Sちゃんはそんな田舎の豪快さと品のなさにうんざりしキラキラした生活を求めそこから飛び出したのですが、やはり幼少の頃から慣れ親しんだ海の幸が恋しくなるようで、「あ〜あ、地元の魚の目玉が食べたいなぁ」とたまに呟いてます。
新鮮なお魚は目玉の裏が絶品なんだそうです。
Sちゃんの実家はお父さんも豪快ですがお兄さんもなかなかのもので、「自分の好きな人は好きな名前で呼びたい」という謎ポリシーでSちゃんの旦那さんであるヨシオさんを「タッちゃん」と呼びます。
「かなり気に入ってるってことなんだろうけどややこしいのよ」とため息ついてました。
お父さんはちゃんと本名で呼んでくれるものの、訛りがあるため「ヨスオくん」になってしまい反応できなかったそうです。「最初の何年かはかなり無視しちゃったなぁ」とヨスオ君自らそう話していました。
Sちゃんは「これだから田舎はイヤなのよ。」と眉間に皺を寄せて語りますが、聞いてるこっちは毎回涙が出るほど爆笑。
所さんの番組で田舎に行くやつあるじゃないですか。今もあるのかな?「第一村人発見!」ってやつ。たぶんあのノリに近いと思います。
とってもユカイで陽気なSちゃんですが、持病があるためコロナになってからずっと会ってません。
久々に会って笑ってスカッとしたいなぁ。
感謝日記
仕事で良い成績が取れた。
メルカリ購入品が予想以上に良い品だった。
今日も無駄遣いせずに無事帰宅。