天気の良いある日。
先日購入したホットサンドメーカーを試そうと思い立ち、七輪で火を起こしました。
本命はお好み焼きだったのですが、これは本来ホットサンドを作るものですから、やはりパンを焼いてあげるのが筋かしらと思い今回はやめました。
フレンチトーストにしましょう。結局ホットサンドではないけれど、まあパンだし許容範囲ということで。
まずは火おこし。
七輪は焚き付けも炭もほんの少量で済むので準備がほんとラク。火力も強すぎず弱すぎずちょうど良い。
下から空気を入れるのも、ブロワーなど大袈裟なものは必要なく団扇で事足ります。
こだわりのギアをひとつひとつ揃える喜びというのもありますが、反面、家にあるもので手軽に楽しめる七輪の魅力も捨てがたいものがありますね。
焚き付けのカケラを2つ入れ、炭を3個くらい井形に組んで載せる。火をつけてメラメラしているところを、下から内輪で扇ぐ。
炭がいい感じに熱くなったところで、まずはお湯を沸かします。
ホーローのポットに入れたコーヒー1杯分のお湯は、あっという間にポコポコと泡をたて始めます。
お気に入りのホーローマグカップにセットしたドリップコーヒーに、沸いたお湯を静かに注ぐ。
本当はアウトドア用のコーヒーグッズが欲しいのですが、「これ!」という道具にまだ出会えていないのと予算の関係で、現在はドリップコーヒーでガマンの日々。
特にドリッパーがね、悩みどころ。
ワイヤーのくるくるしたやつ(名前わかんない)もいいけど、使ってるうちに絡まったりしないのかしら。
少し前にクラファンで出してたコーヒーセットがすごく好みだったんですけど、ちょっと予算オーバーだったんだよなぁ。
などと悶々と考えながら、とりあえずドリップコーヒーにお湯を注ぐ。屋外でもコーヒーの良い香りが漂い出して、ちょっと贅沢な気分。
お次はパン。
あらかじめ卵液に浸しておいた食パンを、バターを伸ばしたホットサンドメーカーに乗せる。
フタを閉じて後は焼くだけ。
何度かクルクル返すうちに、こんがりといい焼き色がつきました。
これはいいですね。フライパンよりひっくり返すのが簡単だし早く出来上がる気がする。
アツアツのフレンチトーストにはちみつをかけ、コーヒーと一緒にいただきます。
フレンチトーストなんて珍しくも何ともない普通のメニューだけど、ひとりぶんの日陰ができるパラソルの下に小さな椅子に腰掛けて食べるだけで、なんだかずいぶんリッチな雰囲気です。
シチュエーションって大事ですね。
コーヒーとトーストだけなので後片付けもかなりラク。焼き肉だと網の掃除などもありますが、これなら必要なし。
七輪に残るわずかな炭を火消し壺に入れて消火すればおしまい。
いや〜、思ったよりお手軽でした。
普段のランチにかける時間と大差ないんじゃないかしら。
こんなに簡単なら、少し早起きして朝ごはんでもいいかもしれません。その方が涼しそう。
一度小さな成功体験を味わうとアイデアもどんどん膨らむもので、次はスキレットで目玉焼きとウインナーもいいなとか、メスティン調理と同時進行でメニューを増やしてもいいなとか、ワクワクが止まらなくなります。
まず第ニ弾としてお好み焼きは絶対やらねば。間違いなくおいしいぞ、これは。
肉を焼くわけじゃないから煙もそれほど激しくないし、机とパソコンも運び出して庭でついでに仕事するのも楽しそうだな〜なんて。
やっぱり夏だし、身体が日光を浴びて免疫を上げたがってるのかもしれません。
自然や植物を見ながら作業するとパフォーマンスも上がると言いますし。
ちゃんと紫外線対策をしてしっかり日光を浴びるのも、withコロナの時代には必要なんじゃないかしら。
せっかく庭があるわけですし、田舎で隣家との距離もあるので七輪の煙くらいじゃ苦情なんて出ません。この環境の利点を生かさない手はないですよね。
そんなにお金をかけなくても、工夫次第でプチアウトドアを楽しめるものなんだなーなんて、七輪ひとつでずいぶん色々悟ってしまいました。
アウトドアに限らず、毎日の生活もちょっとした考え方の工夫で目新しくなったり気分が変わったりすると思います。そこからまた別の視点やアイデアが生まれたり。
それには普段から考える力を養うどうしても必要。思考停止で人真似ばかりしていては、思考も視野もどんどん狭くなっちゃう。
まわりの人と同じことをするのが幸せだと言うならどうしようもないけど、自分なりの楽しみを見つけるのも悪くない。
今年の夏は七輪以外にもいろいろ挑戦してみたいものです。
感謝日記
おニューの長靴でお出かけできた
メルカリで高評価がもらえた
面白い動画で思いっきり笑った