三谷幸喜さんの作品がけっこう好きです。面白いですよね。
映画もドラマもエッセイも、全部じゃないけどけっこう見ている方だと思います。
単純な笑いもあれば、ちょっと捻りの効いた冗談やブラックジョークもそこかしこに潜んでいるのが魅力かなーなんて。
舞台だけは見たことがありません。それこそ三谷さんのメインの場なのでしょうけど、彼の劇団がこの田舎で公演することはまずなさそうで、なかなか見に行くチャンスがありません。
エッセイを読むと、三谷さんはアメリカの舞台やコメディに強く惹かれ影響を受けているのかなと感じます。
もう好きすぎて何度繰り返し見たか覚えていないほどのお気に入り、古畑任三郎は刑事コロンボのスタイルを真似たとありました。
ドラマの冒頭で犯人が殺人を犯すシーンを視聴者に見せ、それをコロンボがどう解決するかがこのドラマの面白みで、犯人探しをメインにしないこの新しい推理ドラマはアメリカで一気に注目を集めたそうです。
我が家では父親がこのコロンボのファンで、金曜ロードショーで流れると必ず見ていました。
で、当時子どもだったわたしは金曜ロードショーは映画だけを放送する番組だと思っていたため、コロンボの本数の多さに内心驚いていたんですよね。
寅さんや釣りバカみたいなシリーズものの映画なのかなとか思ってました。
これがアメリカではTVシリーズだったと知ったのは、それからずいぶん後の話。
なもんで、最初に古畑を見た時すぐに「あ、コロンボのスタイルだ」と気づきました。でも、ストーリーには三谷さんの個性が光るセリフ回しやジョーク、また個性的なキャラクターが生き生きと描かれており、見ているうちにコロンボのことなんか忘れて見入ってしまうんですよね。。真似というより、どちらかと言えばオマージュだったのかな?
そういえば、コロンボでは話題に上るけれど決して顔を出すことのない「カミさん」というキャラがいます。コロンボの奥さんなんですけどね。
三谷さんはここも真似をしたそうです。どの作品だったかな?
さて、三谷さんのエッセイで有名なものといえば「ありふれた生活」でしょうか。
2000年から朝日新聞に定期的に掲載されていたシリーズを書籍化したもので、ご自身のことや劇団の話などをありのままに語るナチュラルなスタイルが人気でした。
けっこう衝撃だったのは、劇団員でありTV俳優でもあった方の自死についてのエピソード。起きたことを淡々と綴っておられました。
もしかすると普通は隠したがるものかのかもしれないけれど、三谷さんにとってはそれも自分の日常の一部だったのでしょう。
そうやって昇華する思いもあるのかな、という気持ちで読みました。
そういえばエッセイの中には、前の奥様である小林聡美さんとのことも色々書かれていましたが、
わたしそれ読んだとき「あれ?このふたりもしかして離婚するんじゃないかな?」という予想が一瞬よぎったんですよね。
そのことについては、また次回。
感謝日記
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