数年前からフォローしているゲイの方がいます。
うっちーさんって仰るのですが、そもそも彼がゲイだからフォローをしたわけではなく、彼とお母さまのメールのやり取りが爆笑モノだったのが始まり。
ヘタなお笑い芸人は飲まれてしまうのではと思うほどトンチが効いていて、たとえて言うなら「ボケて」で殿堂入りするくらいのレベル。
しかし残念なことに,お母様は病気でこの世を去ってしまわれました。
リアルタイムでツイッターを追っていたのですが本当に辛かったです。お会いしたことはないのに、近しい肉親を失くしたような気持ちになりました。
さてそのうっちーさん、時々インスタライブを開いてくれます。
ひとりですることもあるし、ゲイのお友達を呼んでふたりですることもあります。
けっこう前ですが、ご友人のゲイの方とふたりでうっちーさんの服の断捨離をライブで流していたことがありました。
オシャレなうっちーさんはゴージャスなお洋服をたくさん持っているのですが、流行は変わるし収納にも限界があるしで泣く泣く処分しなければ、みたいな流れだったと思います。
クローゼットからひとつずつ取り出して「これはどう?まだ着れる?」とお友達に意見を聞き、「それはもう時代遅れ。」「それはまだ着れるじゃない。」とアドバイスを貰いながら選別。
その中のひとつにダメージジーンズがありました。
「これは?可愛いでしょ、流行ってるし、残してもいい?」
ですが返事はスパッと「ダメよ!」。
口をへの字に曲げて不満を表すうっちーさん。しかしお友達は追い討ちをかけるように
「もうね、わたしたちの年齢は存在そのものがダメージなのよ!それ以上ダメージ増やしちゃダメ!」
これには笑いました。存在がダメージw年齢がダメージwいやたしかにそうだわな。
若い子はダメージがないから、服にダメージがあってもバランスが取れているのね…知らなかった…。
というか、そもそも自分はダメージジーンズをオシャレに履きこなすセンスがないのでその辺の心配はご無用なわけですが、考えなければならないのはトップスの方。
ロゴのついた古着Tシャツがけっこう好きで、リサイクルショップでつい買ってしまいます。
ちょっとロックな風味のロゴと着古感がカッコ良くて、それにゴールドチェーンのネックレスを重ね付けして楽しんでいたのですが。
マズイぞ。ダメージがダメージを着て歩いてる。
せめてスタイル良ければ救いどころもあるのでしょうが、360℃どこから見ても立派なオバさん体型のわたしにはもう打つ手がない。
こんなとき、おじさんはいいですよね。むしろ古着が似合ったりするじゃないですか。
7,8年前に会ったオーストラリア人の70代のオジサマはシュレックのTシャツを着てました。
プリントがかなり薄くなり所々色褪せもある緑色のTシャツだったけどカッコ良かったなぁ。
白い肌と銀髪に少しくすんだ緑が絶妙にマッチしてました。あれが新品の鮮やかなグリーンだったら逆に違和感があったかもしれません。
何なんでしょうね、特にオシャレが好きというわけでもないのに自分に似合う物を熟知している人っていますよね。肩肘張らなくてもパッと選んだものが似合うってすごくいいと思うし羨ましい。
自分のことがちゃんと見えていないわたしは、無難に黒だの白だのベージュだの無機質な色でなんとか誤魔化そうとしてしまうのです。
だからと言ってオシャレを勉強するのも面倒っていう…。
なのでせめて、「これ以上ダメージを増やすな」といったアドバイスを少しずつ取り入れるしかないんですよね。
にしても、昔のおすぎとピーコのファッションチェックもそうでしたがゲイの方のオシャレ指南はキレが違いますね。鋭い切り口でバッサリ。でも嫌味がない。だから人気があるのかな。
スタイリストの深海ちゃんも似た感じ。Youtubeチャンネルはグサグサくるけど痛快です。
少し辛口の方が印象にも残りやすくていいかもしれません。
ダメージの話が出たインスタライブはけっこう前だけど、未だに覚えてるわけですし。
うっちーさんはお母さんを失ったショックから少しずつ立ち直れているようです。
元々明るい性格の方なので、またみんなを楽しませるインスタライブを開いてくれることでしょう。
そうしたらまた、見に行きますね。
感謝日記
行きつけのパン屋さんで新作が出ていた。
キュレルのサンプルに当選した。
親戚の手術が成功した。