30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

自分を大切にすること 自分を甘やかすこと

「自分を甘やかしちゃいけない」

「自分を大切にしなくちゃいけない」

「たまには自分を甘やかしてもいいよね」

 

恥ずかしながら、わたしはその区別がついていませんでした。

小さい頃から自己犠牲が美徳と教え込まれてきたので、どれも良くないことなんだろうなとしか考えていませんでした。

やっと最近になって理解がクリアになってきたので、したためておこうと思います。

 

自分を大切にするとは?

自分を大切にする人は、長期的な目線で物事を見たり将来のことを考えて行動できる人です。

たとえば健康診断で「今のペースで酒を飲み続けていたら肝硬変になるかもしれませんよ。」と言われたとき、何より楽しみな日々の晩酌を週3日に減らす。

これができる人を「自分を大切にしている人」と呼べるんじゃないかと思います。

最初は辛いけれど、長生きするために進んで辛抱する。

でも、ずーっと辛抱し続けるなんて無理ですよね。ストレス溜まって別の病気になっちゃうかも。

 

なので、次に「無理せず晩酌のペースを週3日でキープする方法」を考えるわけです。

そもそも、どうして自分は毎日酒を飲んでいたんだろう?

仕事で忘れたいことがあるから?

仕事のストレスを発散するためなら、酒じゃなくスポーツジムやサウナでもいいんじゃないか?

といった具合に、他のことに興味を向けて晩酌への執着を減らしてみるのもひとつの方法。

 

もしくは、
毎日酒を飲まないとやってられないくらい今の職場はブラックなのか?

いや、よく考えたらいい奴もいっぱいいるじゃないか。

今日は契約も取れてむしろいい気分だったよな。

仕事のいい面をちょっと書き出してみよう。

と、頭の中にあることを書き起こすのも良い方法とされています。

書いて客観的に見ることで「こんなにいい環境で働かせてもらえて嬉しいなあ。肝硬変になってみんなに迷惑かけたくないなあ」という気持ちが湧き、無理なく飲酒のペースを減らすことができるんだとか。

例の如くDaiGoさんの動画で学んだのですが、こういう考え方をすることで目先の誘惑に耐えやすくなり、将来の利益を掴めるようになるそうです。

 

自分を大切にすることの重要さがよくわかりますよね。

 

自分を甘やかすとは?

同じ健康診断の例で考えてみると分かりやすいと思います。

「肝硬変になる」と言われたときは確かに怖い。もう2度と酒は飲むまいと心に誓います。

だけど、1週間もするとだんだん恋しくなってきます。

「そりゃ病気は怖いけど、でも今はまだ肝硬変になってるわけじゃないし。ちょっとくらいならいいよね。」

これが、自分を甘やかすということ。

目先の欲求に負ける自分を肯定してしまうこと、と言い換えてもいいかもしれません。

 

なんだかすごくダメなことのように見えるかもしれませんが決してそうではなく、

計画的に自分を甘やかすのはむしろ効果的であるとも言われています。

たとえば、晩酌をセーブしているときに「このプロジェクトが終わったら飲みに行こうよ。」と誘われたとします。
「いいね。行くとしたら来週になりそうかな。」と、予めスケジュールを組んでおき、それまでグッとガマンする。

こうすると飲み会の予定がより楽しみになるし、ガマンも苦ではなくなるそうです。

 

甘やかすというより、ごほうびと表現したほうがいいかもしれないですね。
近い将来に起こる確実なごほうびのためなら、人間はラクに耐えることができるようです。

 

これは蓮水カノン先生のダイエット本にも載っている考え方でした。

 

自己犠牲はダメなの?

「自己犠牲なんかしちゃダメだよ」って言う人もいます。
逆に「自己犠牲の先に本物の喜びがある」と言う宗教家もいます。

わたしはバランスが大事なんじゃないかなと思います。

 

お酒をセーブしているときに希少なウイスキーを頂いてしまったら。

「今の自分は誘惑に負けて飲んでしまうかもしれない。」と考えて、思いきって友達にあげてしまうかもしれません。

これは自己犠牲にあたると思うんです。
自分の飲みたいという気持ちを犠牲にして、なおかつ友人をハッピーにする。

こういう場合の自己犠牲にはリターンがつく場合が多く、

「いいのかい?君だって飲みたがっていただろう。」
「いや、実は今健康のために飲む量を控えていてね。目の前にあると危険なんだ。」
「そういうことか。じゃあ、今度うちに飲みに来いよ。1杯くらいならいいんだろう?おいしいつまみも用意しておくよ。」

みたいな展開になる可能性もじゅうぶんあるわけです。

自分の身体を壊すほど飲んでしまう心配もないし、憧れのウイスキーを味わえるごほうびデーも確保できる。めでたしめでたし。

 

一方、どこからともなく「君の家にいいウイスキーが届いたんだって?僕も飲んでみたいんだよな~。あ、そういえば君は肝硬変の疑いがあるって聞いたよ。手元に置かないほうがいいんじゃない?」と言葉巧みに近づいてくる奴がいたら、それはただの搾取です。自己犠牲とは別物なのでサクッと断りましょう。

 

これが今のわたしの考え方です。

何年か後には変化しているかもしれません。違う考え方を持つ人もおられることでしょう。それでいいと思います。

各々がストンと腑に落ちているのが大事ですよね。

 

感謝日記
データ入力のお仕事の要領がつかめてきた。
頂き物の海苔がめちゃくちゃおいしかった。
雨だけど頭痛が起きなくてうれしい。