30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

わたしからおはよう

毎日せっせと2000字のブログを書く上に日記まで書いていると、実生活でもさぞかしお喋りなのかと思われそうですが、今はそうでもありません。

 

数年前まではかなり社交的というかおしゃべり好きなオープン気質で、自分のことも聞かれるがままにペラペラ話していたものですが、そのおかげで嫌な思いをすることも多々あり、だんだん控えるようになりました。

 

このコロナ禍で人と会う機会がめっきり減り、「人とコミュニケーション取らないのってラク〜!」という域に達すると、もう喋るのが億劫で仕方がない。

エクスプレッシブライティングなど日記の正しい使い方を習得し、瞑想などで適度な自尊心?自己肯定感?みたいなのを持てるようになったのも理由の一つかもしれません。

他人と喋って他人に認めてもらう必要性を感じなくなったのだと思います。

 

ここしばらくはそんな調子で、職場でも仕事の話以外はほとんどしない変わり者に徹していました。

それはそれでラクですよねぇ。飲み会の誘いも受けないし、ラインの交換も頼まれないし。
職場以外で親しくなるつもりのないわたしにはたいへん好都合だったのですが…。

さすがに、もうちょっと社交的になったほうがいいのかも。と、ふと思うようになりました。

満杯だった人付き合いメーターがこの2年でグーっと下がり、心に余裕が生まれたのかも。

とは言え、いきなり職場でベラベラ喋り出すのもだいぶ変な人。

なんとなく、薄くてストレスにならない程度の関係でいたいんだよなぁ。

 

いつもの駆け込み寺、DaiGoさんの動画にお世話になります。

すると出てきた単語が「社会的資本」。

信頼関係や人間関係を指す言葉なんだそうで、これがあると深い付き合いをしなくても軽いミスなら許しあえるような、心地よい関係を保つことが出来るそうです。

めっちゃいい!

ミスを許せる間柄というのはつまり、適度な敬意を互いに持っている状態のこと。

身に覚えのないミスの尻拭いや責任を押し付けられることもないし、どっぷり浸かって派閥に引き込まれる心配もありません。

こりゃいいぞ。で、具体的にはどうしたらいいの。

これがですね、動画によると「自分から挨拶する。」これだけ。

もちろん永遠に挨拶だけじゃダメだけど、最初の一歩は挨拶から。これだけでいいんですって。

いませんか?自分からは絶対に挨拶をしない上司。これを利用しましょう。

向こうから言ってこないのが明らかなので、こちらから「おはようございます」と声をかけて先制攻撃です。

そうすると相手は「自分は尊敬されている」と感じます。人間はそういうふうに出来ているらしいですよ。

敬われて嫌な気分になる人はそういませんから、そこから信頼関係が生まれて良い関係に繋がります。

もう少し頑張ると迎合力に繋がり昇進の可能性も高まるそうなので、基礎としてマスターしておいて損はないスキルなんじゃないかなぁ。

偉そうな奴にこちらから声をかけると相手がますます調子に乗りそうでつい避けてしまいがちですが、ここで敢えて先制攻撃をすることで、自分の立場を良くする道具として密かに利用していると思うと、極秘ミッションを遂行するスパイみたいな気分になれてちょっぴり優越感(スパイファミリーの読みすぎで影響を受けている)。

 

たかが挨拶で社会的資本だなんて、なんだかスピ系の話に聞こえなくもありません。いや実際、うちの宗教でも何気に教えに組み込んでたりするので微妙と言えば微妙なんですが、どうやら外国ではこれを真剣に研究して論文を出している大学もあるそうなのでなかなか侮れません。

信じるか信じないかはあなた次第ということで。

 

これを知ってからわたしは仕事に行くたび、すれ違う人に自分から「おはようございます」と声をかけています。効果のほどはまだわからないけど、とりあえず気分はいいです。小銭を貯金してるような。

これがいつか実になればいいなあ。

…と思っていたら、他部署の方がわたしのことを褒めていたという嬉しい話を上司から聞きました。

少しは成果が出てきたのかしら。

 

挨拶に限らず、ほんの小さな気の持ちようで1日を気分良く過ごせたりするんですよね。

逆に、ほんの些細なことで台無しになっちゃうこともあるけど。

 

仕事の後は疲れるのが当たり前だけど、どうせなら「今日も頑張ったなー」と思えるような清々しい疲れ方がいい。

たとえ反省点や悔いが残っても、それを次の課題として前に進みたい。

 

厄介なのは、妬みや支配欲を一方的に向けられること。こちらではどうすることもできないし。

全てを払拭するのは無理でも、挨拶ひとつで少しでも減らせるならやる価値はあると思います。

また明日もがんばろう。

 

感謝日記

お見舞いを喜んでもらえた。

体調不良の同僚に声をかけることが出来た。

お弁当の豚キムチが美味しかった。