30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。次の目標は180日。

いい女の品格とは…

昨日の素敵なマダムにお会いしてから、いい女について黙々と考えるわたし。

 

比較はあまりよくないとはいえ、やはり我が家の毒母とは雲泥の差である。

毒母はうるさい。とにかくうるさい。24時間狂ったようにしゃべっている。

年齢のせいではなく、わたしが生まれたときからうるさい。

 

どうしてこんなにうるさいのかというと、とかく人の悪口とうわさ話が会話の90%を占めているから。
あとの10%は、世間話に見せかけて自分への注意を引こうとする話題ばかり。

「おつかれさま~、暑かったでしょ~」という声掛けは一瞬気遣いのようにも見えるけれど、その実「人をこんなに気遣うわたしって素敵でしょ~」というプライドしか根底にはない。

その証拠に、父がまだ家にいた頃、仕事から戻るたびに「お疲れ様~、今日もお仕事大変だった?」と声をかけるものの、疲れている父はあまり言葉を返すことがなく、無言で部屋に入ることが多かった。それを尻目に毒母は「なにさ!人がわざわざ優しく声かけてやってんのに!」と舌打ちしながら悪態をつくのだ。

こんなのを子供時分から見ていたら、毒母に純粋な動機を見いだせなくなっても仕方がない。

父が返事をしないのは、仕事に疲れていたからというのもあるけれど、下手に返事をすると毒母のお喋りが止まらなくなるから、という理由も多分にあったのではないかと今なら思う。

ひとつのことを聞けば10くらい返ってくる。
たとえば、滅多に出ないメニューが出てきて「新しく作ったの?」と聞くと、

「そうよ!今日の午後にちょっと疲れてTVをつけたの。普段はTVなんか見ないけど、お母さんだってたまにはゆっくりしたいからね。そうしたらグッチ雄三さんが出ていて、それがすごくおいしそうだったの。もちろんこの料理は前から知ってるし作れるんだけど、違う作り方をしてみるのもいいかなと思って挑戦してみたの。そうしたら包丁が全然切れなくてね。最近忙しくて研ぐ暇が無かったのよ。アンタも知ってたならちょっとぐらい包丁研ぎなさいよね!いっつもお母さんにやらせてさ!家の雑用もしないで遊んで歩くなんてダメだ!許さないからね!美味しいでしょ!美味しいって言いな!アンタもこれぐらい作りなさいよ!お母さんは疲れてるんだから!仕事してるからって偉そうにするんじゃないよッ!何様だ!」

…と、読んでも書いても思い返しても疲れるセリフのオンパレード。
これを一切聞かなかったとしても、何も得損なうことはない。
それぐらい無意味な言葉を連日吐き出すのが毒母という生き物。

 

たしかに、こんなのと毎日顔を突き合せたら、お昼ご飯くらい優しいマダムに癒されたくなるよなあ…。
無駄口叩かず、そっと手元におしぼりを置いて「どうぞ」と立ち去る、そんなマダムの佇まいにホッとしたくなる気持ちは、この年になると妙によくわかる。

 

父の不倫はたしかに悪い。
先に離婚すればスマートに片付いたものを、順序をあべこべにしたせいで何もかもぐちゃぐちゃ。時間も手間も余計にかかってしまった。
不倫をしたのは父なのに、なぜか偉そうにわたしに対して
「お前がどうしてもって言うなら絶縁してやってもいいぞ。」と上から言われた。
開いた口がふさがらず返事が出来なかったけど、結局あれから父とは一度も連絡を取っていない。

今さら気持ちが理解できたところで、連絡を取ろうとも思わない。
ただ、離婚したくなる気持ちはわかるなーって、それだけ。

 

ちなみに、姑も似たような性質がある。
怒鳴りはしないけれど、自分に注目してほしくて人のあとをずっとついて回るのだ。
自分は今日何をしたか、自分がどれだけ大変だったか、自分がどれだけ人から好かれているか、自分がどれだけ疲れているか、自分の体調がどれほど悪いか。

ずっとずっと、永遠に自分の話。

舅は20年以上前に自死してるんだけど、追いつめられてしまった要因のいくらかはここにあったんじゃないかな…と頭の片隅によぎることがある。

 

やっぱり、人への気遣いって忘れちゃダメ。

どんなに自分が大変でも、どんなに自分が疲れていても、掛け値なしの気遣いや思いやりは大切。

 

相手の状況がわからなくても、わかろうとするその気持ちが思いやりに変わる。

わたしはずっとそう考えています。

人それぞれオリジナルの人生を歩んでいるのだから、100%理解するのは無理だけど、でも、理解したいと思う。いや、理解したくない人もいますけどね。

 

否定せず、批判せず、ただ「そうなんだね」って受け止める。
それだけのことが、疲れていたり悩みを抱えていると意外とできなかったりするんですよね。

わたしはできるようになりたいなあ。

 

あの素敵なマダムは、お客さんを相手にしているというプロ意識があるからこそ、長年程よい距離感を保ってカフェを営み続けることが出来ているのかもしれない。

 

同じ女性でもこうも違うものなのですね。

いい勉強になりました。

 

感謝日記
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