30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

殴らない理由

家族を言葉や態度で傷つけても、暴力は振るわないという人が一定数います。

それを何も知らない人たちは「殴られてないなら別にいいじゃない。」と片付けてしまいます。

いつの間にか世の中には、暴力を振るうことが何かの基準値になってしまっているようですね。

 

「殴られたら家を出てもいい」

「殴られたら警察に行ってもいい」

「殴られたら離婚してもいい」

こんな意味不明の常識が世間に漂っている気がするのはわたしだけでしょうか。

そして彼らはこう言うのです。

「やっぱり心の中では家族を大切に思っているから殴らないのよ。優しさの証拠よ。」

なんと言うか、童話やおとぎ話の見過ぎなんじゃないかと思います。現実を知らなすぎる。

 

実父は酒癖が悪く、ひどい時は週5で酔っ払って怒鳴り散らしていましたが暴力は振るわない人でした。本人自ら「俺は暴力は振るわない」と公言していたほどです。

そこで止めておけば救いもあったのでしょうけど、何ぶん泥酔状態で言葉のコントロールが効かなかったのでしょうね。続けて父はこう言いました。

「殴ると痕が残るからな。それを証拠に警察に行かれちゃこっちの立場が悪くなる。だから俺は殴らない。」

どこが優しさなんでしょう?自分の保身のことしか考えていませんよね?

もうこれだけで父親の自己中っぷりは明白なのですが、それを聞いた毒母は後日友人にこう言っていました。

「あんなこと言うくらいだから、酔っていても意外と冷静なのよね。ちゃんと警察沙汰にならないように考えてるんだなーと思ったわ。」

え?考えるって、何を?

少なくとも家族のことなんか考えていないでしょう。自分が不利な立場にならないよう画策してるだけです。

おそらく毒母も似た人種なのだと思います。家族を守ることより自分を守るのが優先。とりあえず自分が殴られる心配はなさそうだからそれでいい。

その程度の思考しか持ち合わせていないのでしょう。

 

今となってはその発言の異常さがハッキリわかります。父も母もイカれてる。

そして、そういう理由で家族に暴力を振るわない人間が実際にいるのです。

 

殴らないから優しいなんて、お門違いも甚だしい。

 

そんなわけで、お花畑のような発言に触れるとついカチンときてしまうわたしですが、でもそれだけ平和なご家庭が多いという意味ですよね。

良いことだと思うようにしましょう。

 

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