もうずいぶん前のことですが、うちの宗教の教えに興味があるというご婦人と少しの間手紙のやり取りをしたことがありました。
入信するかは別として心に良いものを取り入れたいと仰り、それならばと日々の人間関係で実践できそうなものを幾つかピックアップしてお手紙にしたためていたのです。
その上品なご婦人は大層喜んでくださり、ある日お礼の手紙を渡してくれました。
その文字の美しさたるや、今でも脳裏にくっきり焼き付いています。
川の流れのようにサラサラと縦に流れる繊細な文字。
字が綺麗って、それだけでこんなに力があるのか。
思い立ったら即行動派のわたしはその足でさっそく本屋へ走り、「30日ペン字練習帳」とかいう本を購入しました。
行動は早いのですが飽き性なので30日が限度(笑)。
家に帰ってすぐ開始。結論から言うと大成功。文字がちゃんと変わりました。
ただ、30日で完全に変化するのではなく、30日間で得たものをさらに1、2ヶ月継続すると字が美しくなるという感じ。
書き順や書き方のコツを毎日2ページほど練習します。時間にして30分くらいでしょうか。
30日が過ぎた時点ではまだぎこちなくて、文字が自分のものになっていないのが分かります。
さらに時間を重ねることで手に馴染むというか、自分の文字になっていく感覚を得られます。
自然にスラスラ書けるようになったのは、たぶん3ヶ月ほど経ってから。
これは達成感ありました。当時はまだ紙が主流でしたから、仕事の書類などをよく褒められたものです。
何より嬉しいのは縦書きが上手になったこと。
今までは住所を書くと斜めに寄ったものですが、今度はスーッと筋が通ったようにまっすぐ書ける!これはうれしい!
一生物のスキルをゲットしたとホクホクでしたが、月日が経つうち文字を書く機会がどんどん減り、今じゃすっかり下手くそに戻ってしまいました。住所も斜めに曲がるようになってしまった。
やっぱり継続しないとダメなんですね。
とは言え、たった30日でも効果はあるのは確かです。本を1冊買うだけなので出費も大したことありません。
通信講座で高い月謝を払わなくても大丈夫。
興味のある方はぜひお試しくださいね。
感謝日記
新しい仕事の依頼を受けた
新しいレシピに挑戦できた
久々のパックで贅沢スキンケア