30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

HSPの特徴を生かす

本やネットで診断すると、かなりHSP度が高めにでます。

でもこれ、まったく当てはまらない人なんているのかしら。

あ、毒母は当てはまらないかな。他の人の考えも気持ちも全然わからないって豪語してるし。
そういう人は、そもそもHSPという単語すら知らないし興味もないので診断を受けることもないでしょうね。

 

さて、周囲の人の感情の機微に敏感なのがHSPの特徴と言われていますが、その限りではないと思います。
メンタリストDaiGoさんの動画でも、「あらゆるものに敏感に反応するので音楽や絵画の細かい部分まで感知できるというメリットがある」みたいなことを説明されていましたが、わたしはこの解説の方が納得できるかな。
10歳くらいのとき、わたしが学校に行っている間にピアノ調律師さんが来たことがありまして。
何も知らずに家に帰り、ピアノを弾いた瞬間「お母さん、今日もしかして調律師さん来た?」と聞いて母を驚かせたことがあるのですが、たぶんそれがHSPの特性のひとつだと思います。

度合いの強さもさまざまなようです。

友人でやはりHSPがいるんですが、彼女が言うには「自分はHSPで職場のモメごとに敏感になってしまい、それがストレスで長く働けない」とのこと。
それは確かにそうなんだろうけど、同じくHSPのわたしからすると、「それ、働く前に感じ取れない?」と思ってしまう。
面接のときとか、履歴書を持って行った時とか、現場に足を1歩踏み入れたときとか。
「あーこの空気ヤバいな…。」と思ったときは大抵何かあるものです。
以前コロナ禍で仕事が一時的になくなってしまった時、臨時で入った職場がそんな感じでした。
ほとんどみんないい人なんだけどちょっと面倒なオーラを出している人が2,3人いて、「ああ、ここは契約期間が満了したらお暇しよう。」と初日に決意。
そうしたら、その後にもめ事を見たり聞いたりしても「やっぱりそうか」で済むのでこちらあまりダメージを受けませんし。

 

なので、ひとくちにHSPと言っても敏感さの度合いは人それぞれ違うんじゃないか?というのがわたしの見解です。

たぶん占い師や霊視の方々もHSP度が高いんじゃないか、と密かに考えているのですが、それには理由があります。
中学生くらいのとき、クラスメイトを近所で見かけたことがありました。
「ああ、この辺に住んでるのか。」と思いながらなんとなく目で追っていると、近くのアパートへ入っていきました。きっとそこが彼女の家なのでしょう。

そのうち、部屋の明かりがパッとつきます。ああ、あそこが自分の部屋なのね。
そう思った瞬間、なぜかじゅうたんの色や机の配置を感じ取ることができました。
窓は曇りガラスでもちろん中は見えません。でも、わかる。

後日その子に聞いてみました。
「わたし〇〇ちゃんの部屋の様子、当てられるかも。」
「えーなにそれ!面白い、やってみて。」
「部屋は6畳で、机は〇〇ちゃんと弟くんの2つあって、2段ベッドが部屋の入口の方に置いてあって、じゅうたんの色はピンクで部屋の電気はメーカーが△△のやつじゃない?」
「うそ!全部正解!何でわかるの?!怖い!!」

当たりすぎて自分でもびっくりです。

こういうことが割とよくあって、「次の授業、数学のK先生の代わりにM先生が来る気がする」と言えば本当にM先生が来てクラスのみんなが気味悪がったり。
何て言うのかな。「次は誰が来るかな?」と当てようとして考えてるわけじゃないんです。そういうのは逆に考えてもわからない。
それまでに見聞きした情報の中から感じ取ってるだけなんです。

友だちの部屋も同様で、目で見たいくらかの情報から、さらなる情報を敏感に感じ取れているだけだと思います。

 

こういうタイプのHSPが同僚にいますが、彼女もお客様の職業を言い当てたりできる人です。あまり当てるとびっくりされるので、普段は抑えているとのことでした。

占い師や霊能者の中にも、このHSPとしての能力を生かしてお仕事されてる方がいるんじゃないかなぁ。

 

これは人に対してだけでなく、映画の冒頭の1,2分で「サスペンスだけどこれは死者が出ないやつだな」と判断できたりしますし、雑誌の次号の特集がわかったりもします。

もちろん、あらゆるものを察知できるわけではありませんし、自分の知りたいことが見えるわけでもありません。わたしの場合は入ってくる情報に依存しているので、自分でコントロールできないんです。
もっと感度の高い人は、意識して相手の未来や過去を感じ取れるのかもしれません。

かなり昔の探偵ナイトスクープで、草むらの中から4つ葉のクローバーをヒョイヒョイ見つける女の子の話がありましたけど、あれもHSPの一種なんじゃないかな?

さっきの調律の話もそうですが、わたしは聴力の感度が優れているらしく、2階で鳴る夫の携帯の音もキャッチします。何も聞こえない夫が半信半疑で電話を取りに行き、「着信があった…どうして聞こえるの…」と気味悪そうにわたしを見るのも1度や2度ではありません。

 

敏感過ぎて生きずらさを感じておられるかもしれませんが、自分の特性がわかると上手にHSP気質と付き合えるようになります。
自分が当たり前にキャッチしている情報は、他の人には見えていないものかもしれません。
そう考えると、ちょっと面白いですよね。

 

感謝日記
久々に外でモーニングを食べた。
通勤中のポカポカ陽気が嬉しかった。
連休中の仕事で日当アップしたのがうれしい。