今日はお休みだったので、溜まっていた家事を済ませてあとはゆっくり身体を休めようと昨日から考えていたのですが。
突然夫から「免許更新に行くから送迎をしてほしい。」と頼まれました。
更新場所は駐車スペースが限られていますし、公共の乗り物ではちょっと行きにくい場所。
おまけに朝イチの講習に間に合わせるため早起きしなければならない。
うーん。
本当は休みの日くらいのんびり寝ていたかったんだけどなぁ。
でもまあ、事情が事情なので引き受けることにしました。
せっかく引き受けたし、それを決めたのはわたし自身です。
どうせなら楽しく過ごせるようにしようと、免許更新センターの周囲をGoogle Mapで調べていたら、美味しそうなモーニングがあるカフェを見つけました。
よし、ここでモーニングを食べながら待つことにしよう。
ついでに読みかけのKindle本も読み進めようと思い、前の日の晩にiPadの充電も済ませます。
楽しみな出来事があると自然とわくわくするもので、気づけばお出かけ用のリュックにいそいそと荷物を入れる自分がいました。
そして翌日。
夫をセンターへ送り届けた後、ナビに従いカフェへ。平日なのでスムーズに到着できたことも嬉しい。
店内もそれほど混んでおらず、静かな雰囲気の中でチーズトーストとコーヒーをいただきます。
朝から椅子に座っているだけでパンとコーヒーが出てくるのは贅沢ですねぇ。
ここ最近、夜に外食するよりもカフェでモーニングを食べるときの方が贅沢感を味わえているわたしです。
流れ作業でササッと朝食を用意するのも、もう習慣になっているので特になんとも思いませんが、でもたまにはサボりたい。
トーストとコーヒーと目玉焼きとサラダ。これで大体500円。
たしかに家で作れるメニューです。その方がコストも断然安い。
毒母が知ったら「そんなものにお金払うなんてバカのやることだ!」と騒ぐこと間違いなし。
でも、原価とかコスパとかそういう話じゃないんですよね。
ちょっとした非日常感と、家事からの解放と、家にはない大きなソファとテーブル。
自分では選ばないJAZZと、我が家にはない素敵な食器。そして大きな窓から見えるいつもと違う風景。
これで500円は安すぎるくらいです。後片付けも食器洗いもしなくていいなんて。
そして、意外や意外、食べた後はなんだか疲れも飛んでスッキリです。
たしかに休息も必要だったけど、気分転換も必要だったのかもしれないな。
残りのコーヒーを飲みながら「影響力の武器」を読み進めます。
なかなか読み応えのある本で、じっくり読み返す箇所もあるためあまり進みませんでしたが、でも面白い。
食事も済んだところで、そういえば買い足さなければならない日用品があったことを思い出しました。
まだ時間があったので、今度は近くのショッピングモールへ。
ついでに店内をウロついていたら、我が家の近所では売切れているコスメの在庫を発見!ずっと探してたんだよ~うれしいな。
春休みということもあり、店内にはいつもより小中学生を多く見かけます。
そこでふと、友人のお嬢さんが今年中学入学なことを思い出しました。
しばらく会ってないし、お祝いでも贈ろうかと店内を回ってみたのですが、今の中学生の間で流行っているものや欲しい物なんて見当もつきません。
様子を見てみるとBTSなどの韓流アイドルグッズに人だかり。
一方では呪術回線グッズでもひとだかり。
すみっこぐらしのステーショナリーにも女の子の集団。
だめだわからん。
ここは素直に友人へ「お祝いを贈りたいけど何がいいか分からないから教えて」とメール。すぐに大喜びで返事がきました。
何が必要なのか正直親もよく分かってないので、学校が始まってから後日改めて連絡をくれるようです。
とりあえず、喜んでくれて良かったな。
ずっと家で過ごしていれば、確かに身体はラクになったでしょうしそれはそれで良い休日になっただろうと思うのですが、急な予定変更も結局は良い結果になりました。
「物事はとらえ方次第で良くも悪くもなる」とよく言いますが、本当にそのとおりですね。
思い通りに物事が運ばないとき、文句を言うのは簡単です。そのほうがラクです。
自分は何もしなくていいんですもの。イスにドカッと座ってグチグチ文句を言って、周囲に不快感をまき散らして当初の思惑通りに事を進めれば、自分は何もしなくていいし支配欲も満たされます。
でも、わたしはどちらかと言えば臨機応変に行動する方が好き。
今日のように、思いもよらなかったラッキーに出会えたりしますから。
実は、ここに書いたこと以外にも良いことがいくつかありました。
今日出かけなければこれは起こらなかっただろうな、というものばかりです。
こういう小さな出来事の積み重ねが、その後の人間性を大きく左右するのかもしれません。
感謝日記
売切れだと思っていたコスメが買えた。
新しいカフェを見つけておいしいモーニングを味わえた。
気になっていた本を読み進められた。