30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

お酒が飲めるようになりたいなあ

下戸です。酒が一滴も飲めません。

 

アルコールを受け付けない体質のようで、飲むとすぐに心臓がバクバクします。そして具合が悪くなる。

そんな状態になるのが怖くてますます飲めなくなり、もう何年もお酒を口にしていません。

ビールもワインもウイスキーも日本酒も、梅酒もカクテルも飲めません。

下手するとウイスキーボンボンや粕漬けでもボウっと顔が赤くなり、その程度で顔に出てしまう自分が情けなくて尚更お酒を敬遠するようになる…の繰り返しです。

 

身体がお酒に耐えられないので味わう余裕がまったくなく、おいしいと感じたこともない。

 

でも、「おいしくお酒を味わえたら楽しいだろうなあ」という憧れはめちゃくちゃあります。

日本酒と相性の良いお料理を一緒にいただくと味が引き立つとか、そういうのを聞くとちょっと損している気分になるんですよね。

「この肉料理にはこのワインが合う」なんてオシャレなことを言ってみたいしやってみたい。

お酒とお料理のコラボって、なんだかオトナな雰囲気がします。

 

下戸すぎるので、バーにも行ったことがありません。行ってもすることがない。

憧れだけが募り、Youtubeバーテンダーのチャンネル登録をして動画越しにお酒を眺める日々です。

ジャズが流れる薄暗い店内で淡く光るボトルを眺めながら、琥珀色のウイスキーをカウンターでいただく…ああ、憧れるなあ。

 

せめて夫が飲める人だったら酒場へ連れて行ってもらうこともできたのでしょうが、残念ながら夫もお酒がダメな人。飲みたいと思わないそうです。

夫婦でこれじゃあバーなんて無理ゲーすぎます。

最近は温泉の宿泊プランにバーで飲み放題のオプションがついていたり、
日本酒のバーが売りの小洒落たホテルなんかもありますが、まず利用することはないのでパス。
夜食ラーメン無料サービスとか、色気もへったくれもないような宿ばかり泊まってます。

 

その昔、人並みに口説かれていた若かりし頃には「うちにシェーカーがあるから今度おいでよ。カクテル作ってあげる」なんてお誘いを受けたこともありましたけど、「ノンアルで作ってくれるなら…」という最低な返ししかできず、発展したことは一度もありませんでした。お酒を介して恋の駆け引きなんて、一生縁がありませんわ…。

 

と、絶望的にお酒が飲めないわたしですが、人へのプレゼントとしてお酒を買うのはわりと好きで、旅行先にワイン工場があるとつい立ち寄ってしまいます。

たいてい工場限定販売のワインが売ってたりするので、2~3本買っておいてストックします。
コロナになってからは頻度が減りましたが、知人や友人から食事の誘いなどを受けた時にその工場限定ワインを手土産にするとすごく喜ばれます。

急なお誘いだと手土産を買いに行く時間がなかったり何を選べばいいのかわからなくなったりするので、お酒のストックは重宝しますね。

保管してても誰も飲みませんし(笑)。

 

ワイン以外にも、日本酒や地ビールウイスキーも少しキープしています。
先日、お世話になった方のお宅へ久しぶりに伺う機会があったのですが、確かウイスキー好きだったはずと思い、コロナ前に工場で買った限定ボトルを持参しました。

実はその方は最近引っ越しをしたばかりで、運ぶ荷物を減らすため開封済みのウイスキーは引っ越し前に夫婦で全部飲み切ってしまったそうです。

また新たにコレクションを始めようとしておられたところだったそうで、その工場限定品を差し上げたところ予想以上に喜んでくれました。

きっと今頃ご夫婦で晩酌を楽しんでいるんじゃないかしら。

 

別の時には、日本酒マニアの方へプレゼントをしたこともあります。

わたしは日本酒の知識がゼロなので、「お口に合うかわかりませんが…」と差し上げたのですが、その方曰く「好みの味ではなくても、試したことのない酒を飲めるっていう体験が呑兵衛には嬉しいんだよね。知見も広がるしさ。」とのことでしたので、それからはあまり相手の好みに気を遣うこともなくなりました。

 

こうしてみると、実父はアル中でしたがわたしはお酒そのものに悪感情を持っているわけではなさそうです。

上品にたしなむことができるなら、生活に彩りを加えるだろうなとさえ思います。

おそらく、酒に飲まれて泥酔している人を見るのが嫌なんだと思います。

バーには憧れがありますが、居酒屋で大声出して笑い合う姿にはあまり惹かれませんし。

 

お酒の力で本音を語る人もいますけど、あれって本当に本音なんですかね?

実父も泥酔してるときに「やっぱり家族は大事だよな~」とか言ってましたが結局不倫して離婚しましたし、行動に現れない本音なんて語っても意味ないですよ。

ていうか、どんなに酔っぱらっても口を滑らせて不倫してることを漏らしたことは一度もありませんでした。酒で本音が出るなんて実は嘘なんじゃない?

 

お酒はいい思い出も悪い思い出も作れます。

これからは、いい思い出だけ作っていきたいし、できれば少しくらい飲めるようになりたいものです。

 

感謝日記
仕事でたくさん笑った。
念のため用意した傘が役立った。
遠回りしてウォーキングしながら帰宅できた。