30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

英語はコツコツやるしかない

英語が少し話せます。

海外の方に道案内が出来るとか、海外旅行でホテルやレストランとのコミュニケーションに不便しないとか、そのくらいのレベルです。

なので、英文のニュースや医学などの専門分野、ビザ取得等の手続き関連になるともうお手上げです。いつかはその域にも達したいなとは思っているんですが。

 

「どうやって英語が喋れるようになったの?」とよく聞かれるので、今日はそのことについて書こうと思います。

英語を話せるようになりたい方に、少しでもお役に立てれば嬉しいです。

 

なんだかんだで基礎英語が強い

結局のところ、英語学習でずーっと続いているのはNHKラジオの基礎英語。

今はさすがに基礎英語は卒業しまして、カムカムエブリバディを聞いてます。

 

初めて基礎英語を知ったのは中学1年生のとき。

入学して間もない頃、NHKラジオ基礎英語を勧める1枚のプリントが配られました。

何気なく母親に見せたところ非常に喜び、「これやりなさい!テキスト代450円なんて安いじゃない!」と、すぐさまテキストとラジカセを買いに行ったのを覚えています。

 

経済的に貧しい環境で育った母親は子どもにお金をかけることに嫌悪感を持っており、

周囲の子どもたちが英会話教室に通うのを見ては裏で批判していたんですよね。

なもんで、月450円のテキスト代というのはまさに理想の額だったんだと思います。

 

毒母の動機はさておき、結果としてこれはわたしにとって人生の転機になったので感謝しなければいけませんね。

 

当時の基礎英語1は朝6:00から15分間の放送でした。確か月~金までやっていたような。もしかしたら土曜日もやっていたかも。

名前は忘れちゃったけど、おっとりとお話されるかわいらしい声の女性の先生でした。

ダイアログの主人公は久美子ちゃんという女の子。彼女がアメリカに旅行?留学?するみたいな内容だった気がするんですが、さすがに定かではありません…。

 

簡易式のタイマーをラジカセに取り付け、番組開始と同時にスイッチが入るようにセットしました。オープニングソングが目覚まし時計代わりです。

枕元にテキストを置いておき、寝ながら15分間聞いてその日のノルマ完了。

しっかり1年間聞きました。我ながらあっぱれ。

かと言って学校の英語の成績が伸びたかというと、そうでもありません。

授業の進み方とラジオの進み方が違うんですよね。また、文法中心の学校の授業と会話や発音重視のラジオ講座というのもあると思います。

たとえば、基礎英語3で関係代名詞が出てくるんですが、センテンスでは理解できても学校の問題集は解けないという状態でした。

今思えばもっともなことで、ぶっちゃけwhoやwhichよりもその前後の単語や語順の方が大事じゃないですか。そういうことだったんでしょうね。

 

結局、学生時代の英語の成績は特に良くも悪くもありませんでした。

 

ただ、「おや?」と思う出来事が高校時代にありまして。

フェリーで友人家族とプチ旅行をしたとき、同じ船に乗る外国人から、「写真を撮ってくれ」と頼まれました。確か中国人だったと思うのですが、話しかけられたのは英語でした。

細かいことは分からなかったけど、なんとなく彼の言っていることが聞き取れて、それが自分でもすごく不思議で。

到着した先での交通手段がまだ見つかっていないみたいなことを言っていて、でもわたしのその土地には明るくないし、かと言って見捨てるのもかわいそうだし…。

とにかく一緒にフェリーを降り、到着場所で待ち合わせていた地元の友人に事の顛末を説明。

「〇〇ならあそこのバスから行けると思うよ」と教えてくれたのでそこまで案内し、メモ用紙に漢字を書いたり、カタコトの英語と身振り手振りでバスの説明をしたりして、なんとか乗せてあげました。

 

中国人との彼とはそれっきりだったわけですが、この経験がわたしの自信へとつながりました。科目としての英語は全然ダメだけど、コミュニケーションは取れる。これはきっと基礎英語のおかげだな、と。

このとき、「目には見えない努力をコツコツと積み重ねるといつか形になる」というのを初めて肌で感じました。

テストの点数などでわかりやすく見えるわけじゃないし、喋る機会がなければ成長の度合いも測れない。だけど、どこかで実になってるんだ。

この体験以降、基礎英語を卒業したあとは英会話入門へと移行し、聞き続けて今に至ります。

 

英会話入門の遠山顕先生の講座もオシャレですごく好きでした。

ウィットに富んでて、堅苦しくなくて、センテンスもちょっとロマンスを感じる内容もあったりして、それがまた良かった。

ご高齢になられてNHK講座からは引退されてしまいましたが、きっと惜しむファンもたくさんいたんだろうなぁ。

 

この講座がまた良くて、ほんと旅先ですぐに使えるものばかり。

海外好きが高じて年の半分をよその国で過ごしたことも何度かあるのですが、その時にも遠山先生の講座が大活躍でした。

海外での長期滞在でもたくさんのことを学べてそれは貴重な経験になっているわけですが、すべては中学一年生の基礎英語から始まっていたんだと思うと感慨深いものがあります。

 

継続は力なり。この言葉は真理ですね。

 

今日は目標文字数達成です。うれしい。

感謝日記で〆ましょう。

・メルカリが売れた

・友人おすすめのスキンケアが自分に合ってた

・お寿司美味しかったです