知人のお宅にお呼ばれし、手土産にケーキを焼いて持って行くことにしました。
昼間にオーブンを使うのは暑いので、夕食後にひっそりと。
焼き上がるケーキを見ながら、ふと昔のことを思い出しました。そういえば若い頃、夜中のケーキ作りがブームになったっけ。
真夜中に突然思い立ってアップルパイを焼いたりスポンジケーキを焼いたりして、寝たのが夜中の2時だった、という話をよくしていたものです。
何が火付け役になったのか分かりませんが、わたしも流行りに乗っかりクッキーなどを焼いていました。
「今から作るなんて信じられない!」と吐き捨てるように寝室へ向かう毒母を尻目にいそいそとバターを混ぜ始めます。思えば、毒母の嫌味や罵倒を受けずに台所を使えることが幸せだったのかもしれません。
漫画「キスandネバークライ」の中にも、スケートコーチの息子さんが、夜中にリンゴとカッテージチーズのケーキを焼いて主人公に振る舞うシーンがありました。
ただの気分転換で作るなら卵焼きやサラダでもいい気がしますが、そういうことではないんですよね。「お菓子」と「真夜中」というミスマッチが、なんとも言えない特別感を出していたのだと思います。
久しぶりに焼いた夜中のケーキはなかなか良い出来でした。ただ、猛烈に眠かったです。