最近、日本でも耳にすることが増えた「ギー」。
バターの仲間みたいなものですが、バターからタンパク質、水分、不純物を取り除き加工した固形オイルのようなものでインドや東南アジアでよく使われている食品です。
シンガポールやマレーシアのスーパーでよく見かけました。インド系の方々はクッキーなどのお菓子作りによく使用しており、「不純物が入っていないからバターで作るより長持ちするのよ」と言っていました。
もちろんバターも売られており、用途に応じて使い分けていたようです。
と、ごく普通の食品として親しまれているギーですが、日本では「奇跡のバター」「アンチエイジング」と、まるで神々の食べ物かのような扱いで紹介されているのを時折目にします。もちろん価格もお高め。
確かに身体にいいものは入っているんだろうけど、そこまでの商品かなぁと、現地の扱いを見ていたわたしは思うのです。
ギーを使ってたってわたしより老けて見える人はたくさんいたし、50代で亡くなる方だっていたし、糖尿病にかかる人も日本より多い印象を受けました。
なんとなく、物珍しさから「身体に良さそう」というイメージがついているんじゃないかな、と。
逆もまた然りで、バンコクでは日本のお蕎麦や抹茶が健康食品のお店で売られているのを見たことがあります。
「日本人が長生きなのはお蕎麦のおかげでしょう?」と店主に言われ返答に困ったことも。
バランスが大事ってことなんでしょうね。過ぎたるは及ばざるが如し。
そうそう、東南アジアの人たちの中には日本の海苔が身体に合わないタイプがいます。興味本位で食べたけど後でお腹が痛くなっちゃった人とかいました。
科学的には人間誰しも焼き海苔を消化できる仕組みのようですが、慣れや頻度は関係してくると思います。
同じように、健康のためだからと日本人に馴染みのない物を摂取しすぎると、逆効果になってしまうかもしれません。
宣伝文句に踊らされず、自分で確かめて判断できるといいですね。
感謝日記
体調回復
余裕をもって納品完了
靴磨き完了