DJふぉいの動画で、マルタ島のチンピラに誘われて行ったら廃墟パーティーだったっていう話があります。
聞いてるうちに懐かしい気持ちになりました。
東南アジアにも至るところに廃墟があります。県営住宅か何かにする予定だったと思われる集合住宅が、完成しないまま工事中断してしまうパターン。
一説では、失業率を下げるために目的もなくとりあえず建てて労働者を雇うとか、エージェントが飛んで工事中断とか、途中で手続きの不備が見つかって建築計画宙ぶらりんとか、色々な要因が噂されています。たぶんどれも本当なんじゃないかな。
面白いのは、どの廃墟も大体似た工程で作業がストップすること。ドアや窓枠など建具を入れる前に終わるケースがすごく多いです。マルタ島のホワイトロックスで検索していただければ分かるように、コンクリートの外壁と屋根だけの状態で放置されます。
とりあえず雨風は凌げるのでパーティーには持ってこいですね。余計なものがないせいで音もよく響きますし。壁に「Rock」とかペイントされてる場所は夜にクラブと化すのでしょう。
それ以外の用途としては、ホームレスや不法滞在者の居住空間でしょうか。草むらの遥か彼方にある廃墟にやたら洗濯物が干されてたりして、こりゃどう見ても誰か住んでんな、と。
該当もない真っ暗な場所ですから警察から逃げるにはいいのかもしれませんね。でも洗濯物ですぐバレて追い出されたりしてます。
場所によってはお化けも出るようです。肝試しツアーを組む若者もいるにはいるようですが、日本より信心深い人が多いせいかちょっと警戒気味な一面も感じられます。霊をからかってしっぺ返しをくらったり、悪夢から目覚めたら腕に「S」とアザができたとか(見せてくれた子がいる)、調子に乗っちゃヤバいよねという認識があるみたい。
真偽の程は分かりませんが、自分が無敵だと思い込むよりはブレーキがかかっていいんじゃないかな。
野良犬の溜まり場になって子犬がたくさんいたり、シンプルにゴミの不法投棄場所になったり、意外と廃墟って使い道あるんだなと思いながら車で通り過ぎることがよくありました。
日本もこのまま進めば似た光景が見られるようになるかもしれません。
文明の過程なんでしょうかね。
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