久しぶりに友人宅を訪ねたら、一室がホームシアターになっていました。
「これで推しのライブを見るのが最高なの。」
なるほど確かに快適そうです。部屋のサイドには白熱球のスタンド、床にはフェイクファーラグ。ごろりと横になれる大きなソファと、足を乗せるオットマン。
部屋の一角はドレッサーコーナーになっており、オシャレな木枠のミラーの横には気分がアガるコスメのボトルが細々と並べられています。
「この部屋はね、どこを見ても好きなものしか置いてないのよ。」
なるほど…。
カウンターキッチンで鍋をつつきながらインテリアの話をします。
「これだけ揃えるにはお金がかかったでしょう?」
「そうでもないわよ。DIYもかなりしてるし。実はこのカウンターも手作りなの。カラーボックスとニトリの天板で簡単よ。」
「ええっ?!」
既製品だと思いこんでいましたが、よくよく見れば手づくりです。化粧板が貼られているように見えたテーブルはダイソーのクロスでした。
ただただ感心するばかり。
自分も興味はあるものの、一体何をどうしたら良いのかさっぱりアイデアが浮かばないのです。
コスメなんかアイテムを全部バスケットに仕舞い込み、化粧をする時に引っ張り出すだけ。テンションもへったくれもありません。
とにかく掃除が面倒くさいので、ホコリが積もりそうな小物類もほとんど飾りません。写真を飾っていた時期もあったけど、色褪せて処分してしまい、もうそれっきりです。
そもそも、インテリアってどこから手をつければよいのか戸惑ってしまいます。カーテンやベッドカバーみたいな大物からやるべき?
「確かにそれは一気に雰囲気を変えられていいけど、でもお金がかかるじゃない。小さいところから始めればいいのよ。まずは部屋のコーナーから好きなもので埋めていく、みたいな。」
なるほど、そういう考え方があるのね。
なんでも一気に変えようとするのが間違いのようです。
よく「部屋を育てる」とか聞きますけど、そういうことか。
個人的にはインダストリアルなインテリアが好きですが、現在の我が家にその要素はひとつもありません。
一体どこから始めたらいいのかしら。
無理だとハナっから決めつけるのはダメですね。小さな場所でも自分好みにできるよう、工夫してみようと思います。
感謝日記
ご飯が美味しくできた
仕事がひと段落
また次の仕事へ