フジ子・ヘミングさんが亡くなったとニュースで見ました。
2回ほどコンサートへ行ったことがあります。一度は地元で、もう一度は横浜で。
どちらも本当に素晴らしくて、音が生きていたり怒りを含んでいたり、とにかく空っぽの音がない。1音1音に中身が詰まっていました。
歌でも楽器でも、音に強い思いが乗ると技術を超えたパワーを発することがあります。
音を外しても多少リズムが狂っても、それでも聴く人に感動を与える演奏というものがこの世にあり、フジ子さんはそういう演奏をする方でした。
もちろん基礎的な技術や才能も十二分にお持ちなのですけれど、おそらくそれは優先順位のトップではなかったのだと思います。ミスタッチもその日の演奏の一部、これが今日のわたしよ、そんな心意気だったんじゃないかなぁ。
あの素晴らしい音を2回も生で聞けたことは一生の思い出です。
フジ子さん、どうもありがとう。安らかにお眠りください。
感謝日記
診察で心が落ち着いた
素敵なサンドイッチ屋さんを発見
心地よいお天気でお散歩ができた