河北裕介さんのメイクにハマっておりまして、彼がプロデュースしているコスメ「&be」をコツコツ買い集めています。
使い方がわからないアイテムは公式チャンネルを見てお勉強。
ただね、モデルに出てくる女の子たちが揃いも揃って若いんですわ。
「果たしてわたしはこの動画を真似ても大丈夫なのだろうか…?」と、一抹の不安を胸に視聴する10分間。
そんな中年視聴者の心の叫びが届いたのか、満を持して草刈民代さんが登場してくれました。
そうは言ってもバレリーナでしたから、一般庶民の我々とは骨格も姿勢も何もかも別次元。結局これも参考にはならないのかなぁ~と、半ばあきらめの気持ちでせんべいバリバリ食べながら見てたんですけどね。
結論、最高でした!
メイクのテクももちろんなんですが、合間に挟む会話が深くてとっても面白い。
50代を過ぎても、新しい場や出会いに積極的に踏み込む草刈さんの心意気を垣間見ることができました。
その中で印象的だったのが「年齢を重ねてもトライし続けないと錆びちゃう気がする。」という一言。
「分かっていたつもりだったけど、いざやってみると全然分かっていなかった。」
こういうことって、いっぱいありますよね。草刈さんは、その「分かってなかった」と自覚するのが大事だと思う、と仰っていました。
だからこそ、やれるならやった方がいい。じゃないと、錆びちゃうって。
過去の栄光や思い出を大切にするのは良いことですが、それをいつまでも勲章のように自慢していても過去は過去。すがり続けていると錆びた人生になっちゃいますよ、ということのようです。
わかります。正確には、40代半ばでだんだん分かりかけてきた。
これからの人生の方向を定めるとき、「新しい未知の分野」に挑むべきか、はたまた「過去に積み上げてきたもの」に頼るべきか、迷うことがあります。
たとえば、Webで副業をやろうと思う時、資格を持っているピアノに関連した何かをしたほうがいいのか、それとも教えてもらいながらゼロからスタートするほうが良いのか、といったぐあいです。
若い時は「何事も経験だ」と、未経験の分野にどんどん首を突っ込んでいったものですが、どういうわけか年を重ねるとそのハードルが高くなるんですよね。
以前よりも物覚えが悪くなっていたり手際が悪くなっていたり、たぶんそのへんが原因。
この年で「知らない」「わからない」が恥ずかしくて言えない、ということもあるかもしれません。
きっとそこが錆びるか磨かれるかの分かれ道。
年を取っていたって初心者は初心者なわけですし、そこをバカにする若者なんて実際そう多くはないのですけど、それでもなんというか、プライドが凝り固まってしまうんでしょうかね。
毒母は年齢に関係なくプライドがスカイツリーのように高いので、彼女の世界はひどく狭いまま。
言語で恥をかきたくないので海外旅行は行かないし、人前で失敗することが何よりの恐怖なので習い事も一切しません。
人にものを教わるのが恥だと思っているのでスマホも持たず未だにガラケー。
錆びついた人生をエンジョイしています。
錆びた生き方が最高の幸せだと信じて疑わないので、草刈さんのように新しいものに目を向けて行動する人たちのことをさんざんディスります。
毎日のようにディスるので、眉間のシワがどんどん深くなり人相がますます悪くなる。
いつも人を睨みつけるような顔つきをしているため、だんだん人が離れていきコミュニケーションがなくなり、結果、老害となる。
毒母に限った話じゃないですね、きっと世界にはこういう人がたくさんいることでしょう。
わたしはそうなりたくないので、ネットのお仕事は敢えて未経験のライターとデータ収集を選びました。
ほんと、やってみると分からないことだらけです。
Googleスプレッドシートの使い方も知らなかったし、ワードプレスも初めて触ったし、Canvaも使ったことありませんでした。
ワードプレスはチンプンカンプンで、一生懸命書いたはずの原稿が次の瞬間に文字化けを起こして暗号みたいになったこともあるし、スプレッドシートもコピーやショートカットキーが使いこなせず作業に膨大な時間をかけたこともありました。
でも、諦めなければどうにかなるもので、徐々に操作にも慣れてきましたし、結果単価もアップ。作業効率が格段にアップしているのを自分でも実感できています。
この未踏の分野に踏み込んで良かったと今なら思えます。
草刈さんは「今まで自分が積み上げてきたことが、ここで実るんだって思うことがたまにある」というようなことも仰っていました。
スティーブジョブスの「dot to dot」に似ています。
過去の経験が未来のどこに繋がるか分からない。だから続けるしかない。
そして、やり直すチャンスはいくらでもあるって。
そう思います。わたしはまた海外に住みたいし、そのチャンスは絶対にある。
夢に向かって進む力を草刈さんにもらえました。ありがとうございます。
感謝日記
観葉植物の土替えができた。
職場でもらったお菓子がおいしかった。
美味しいお茶をいただいた。