30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

正しいことを正しいと言えること

半沢直樹の名ゼリフのひとつ。

組織に対してどんな信念を持っているかと尋ねられたとき、最初の答えがタイトルのこれでした。

そして、今の組織がそうできないのは、「自分のためだけに仕事をしているから」だと

、と。

正しいことを正しいと言ってしまうと自分の首が飛ぶかもしれない。上司から嫌われるかもしれない。だから、正しくないことを正しいと言わなければならない。

ひとりひとりの考えが、やがて組織を大きく歪めていってしまうのだと思います。

 

自分の宗教にも独自の正義があり、時にそれは日本独特の基準になっていることもあります。

薄々わかっても絶対に声を上げない信者たち。彼らは本当に神さまを信じているのかな。

 

会社にも独特の正義があります。よそから転職してきた人たちが最初戸惑ってしまうようなユニークな感覚。そこに染まれない人は早々に辞めていくのですけどね。

 

どこにでもあると思います。芸能界でもスポーツの世界でも、政治の世界でもきっと同じでしょう。

変えたいのなら戦うしかないかもしれませんが、半沢直樹のような展開は滅多に起こらないのが現実です。

せいぜい自分にできるのは、受け入れられる正義と受け入れられないものの線引きをしておくことぐらいでしょうか。

そして、どうやって波風立てずにそこをかわすか。逃げてるようで卑怯に聞こえるかもしれないけれど、勝ったところで変わらないものもありますし。無駄な労力はセーブしたほうが身のためでもあります。

それによく考えたら、わたしは戦いに挑んでまでどの組織にも愛着がないんですよね。

職場も宗教も、果ては家庭だってそうです。

守りたいのは組織じゃない。わたしの中の正義の基準。

そこを忘れないように過ごしたいものです。

 

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