時折りお金の勉強をして家計を見直しています。
昔、結婚したばかりでお金がなかった頃に比べれば、ずいぶんどんぶり勘定になったものだなと自分でも思います。
当時は大して自分を不幸だとも貧乏だとも認識してなくて、それなりに節約生活を楽しんでいた部分もありました。
料理の腕が上がったのもレパートリーが増えたのも、ポイ活やメルカリが好きなのも、思えば当時の生活で自然と身についたものなんじゃないかな。
さて、爪に火をともすようなライフスタイルをそれなりに楽しんでいた頃、日々楽しみにしているブログがありました。
同じ地元で飲食業を営む主婦の方が綴るブログ。あんまり書くとバレちゃうので伏せますが、すごく自然体でいいんです。
美味しいもの大好きでお酒や食材にはこだわるものの、使っている食器や重箱は「リサイクルです」と隠さずケロッと言えちゃう。写真もとっても上手だけど「5年前に奮発した一眼レフ」と、とくにこだわる様子もなくさらりと語る。
そんな彼女もお若い頃は苦労したようで、その時の様子もブログに綴られていました。
ある日突然職を失ったご主人に、奥さんがこう声をかけるのです。
「大丈夫よ。2ヶ月分くらいなら家族みんな食べていけるくらいの蓄えはあるから。」
これを読んだ当時は「そっか、とりあえず2ヶ月分あればなんとかなるんだな。」と感心し、それ以来わたしも通帳の中に最低2ヶ月分の生活費は確保しておくようになったのですが。
現代の定義では、いざという時の生活防衛資金は生活費6ヶ月〜1年分と言われています。幅があるのは年齢や家族構成、会社員と自営の違いなど。
ここ数年の物価高も関係しているとは言え、当時の2ヶ月分というのはかなりギリギリだったのでは…?
今にして思えば、きっとこのご夫婦は相当苦しい経済状況を克服してきたのでしょう。数々の修羅場を潜り抜けてきたからこそ、今どんどん活動の幅を広げられているのかも。
そう考えると、日々のご飯の内容が粗食だったことにも納得できます。育ち盛りの子供がいる割に干し野菜などが頻繁に出てきて不思議だったのですが、たぶん苦労した過去あっての献立なのでしょう。
貧しさは経験せずに済むならそれでいいと思いますが、それをバネにしたり自分の財産にできるなら経験するのも悪くない。わたしはそう思います。
この方は今も現役ブロガー。そしてライフスタイルを決して変えません。その貫く姿勢はぜひ見習いたいもの。
わたしも最近はムダ遣いが目につくようになってきたし、ここらでグッと引き締めないとダメですね。
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