30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

疲れたら寝るに限る

「全然眠れなくて…疲れてるの…」

久々に会った友人の第一声がそれでした。

目は虚で、話していても会話が時折途切れて先が見えなくなる。

「わたし、どうしたらいいんだろう…」

「寝て。まずは寝て。」

「寝れない…」

「どうして?」

「夫のことがストレスで…」

 

ちょうど1年ほど前に夫の浮気が発覚し、そのショックを今も引きずっているのです。

浮気相手とうまくいかず旦那は戻ってきたものの、バツが悪いのか謝罪はなくむしろ逆ギレ。

「全部お前のせいだ」と彼女を責めて生活費を渡さなくなったため彼女は仕事に出るようになり、その疲れがさらに加わって眠れない日々を送っています。

 

気持ちは痛いほどわかるけど。わたしに出来ることがあればもちろん何でもしたいけれど。

でも、まずは本人が寝ないと次に進めないと思うのです。

「何も考えずベッドに飛び込みたくなるくらいクタクタになれば、イヤでも寝れるんじゃないかしら。」

「そうしたいけど、目が冴えちゃって…」

「どうして?もしわたしが日中あれだけ働いて、家に帰って料理してたらもう体力なんか残ってないわよ。秒で寝ちゃう。」

「わたしもよ。仕事から戻るともうクタクタで、まず昼寝しちゃうんだもの。」

「それだーー!」

眠れない原因は昼寝でした。

 

最近、睡眠の質について扱われている動画をよく見るのですが、自分が思っている以上に睡眠って大切なんですね。

疲れを回復したりお肌のターンオーバーを整えたり、ダイエットにも健康促進にも役立つ。

むろん、メンタルにも大いに影響があります。

睡眠不足が原因でうつ病を患う方がいることも研究結果で出ているそうです。

 

眠りで全てが解決するとも思えませんが、でも質の良い睡眠のために多少手をかけるのは決して無駄ではないはず。

今より1時間早く寝たりお風呂の時間を調整したり、寝る直前にスマホを見るのをやめるなど、お金をかけずにできることはたくさんあります。

それって、自分のために時間や手間をかけてるわけですから、自然と自己肯定感が上がるんじゃないかと思うんです。自分を大切にするってやつです。

 

頭の中で夫のことを考え続けたところで向こうが謝罪してくるわけではないのですから、自分のために時間を使うほうがずっといい。

 

数年前まではわたしも彼女のようにいろいろ悩んでいました。

仕事のトラブルで夫の給料が未払いになり、しばらくわたしの稼ぎで生活を支えていた時期があったのですが、トラブルが解決して再びお給料が貰えるようになっても生活費を渡してくれなくなってしまったのです。

わたしの稼ぎで生活できることが分かり惜しくなったのでしょうね。

あれこれ言い訳をしてお金をくれなくなって数ヶ月後、「小遣いに余裕があったからこれを買った」と、一眼レフのカメラを見せてきました。

そのときわたしの頭の中でプツンと吹っ切れる音がして。

普通は話し合ったりモメたりするのかもしれませんが、それすらもバカバカしくなってしまい、「なんかもう、いいや。」と。

で、それまでお金をやりくりして夫の好物を作ったりしていたのですが、一切やめました。

わたしは食にそこまでこだわりがないので、お腹が満たされれば別に何でもいいんですよね。

夕飯に納豆と目玉焼きとか出すようになりました(笑)。

食費をガンガン削って自分の好きなコスメに回すようにしたら、あっという間にイライラが消えましたね。

夜を少なめに食べると胃の負担が減り夜もぐっすり眠れます。

やりくり上手になったし、まあ自分一人でも生きていけそうだなーと自信がついてきたころ、遂に夫が生活費を渡してくれるようになり現在に至ります。

 

王道ルートとはちょっと違うかもしれないけど、案外それでも夫婦ってなんとかなるのかも。

 

振り返ると、大概のことは毎晩せっせ眠りを重ねていく毎に少しずつ改善されている気がします。

まずは寝よう。

彼女も今晩ぐっすり眠れていますように。

 

感謝日記

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