30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

冷凍庫の霜取り

永遠に大好きなドラマ、SATC。

その中で一瞬、冷凍庫の霜取りに触れるシーンがあります。

失恋の後だったかデートをすっぽかされた後だったか忘れてしまいましたが、とにかく気を紛らわすために日常の雑用をこなし、その中のひとつが霜取りだったのです。

霜取りが必要な冷蔵庫で暮らしたことがなかったため、ドラマで見るまでそれがどんな作業なのかわたしには分かりませんでした。

 

でも、普段は家事と無縁なファビュラスな日々を送るキャリーがそんな所体じみたことをするのが印象的で、妙に興味が沸いたのを覚えています。

 

さてそれから数年後。年に半年近くを東南アジアで過ごすことになり、知人のつてで家具、家電つきの小さなアパートを借りました。

そこにあったのが1ドアタイプの冷蔵庫だったのです。

ドアを開けると上部にチルド室のような区画があり、それが冷凍庫になっています。このタイプは冷凍室に霜がつきやすいそうで、「定期的に霜取りが必要だよ。」と大家さんに言われました。

ついにわたしにも霜取りを体験する日が訪れたか!と、妙な感動を覚えテンションが上がります笑。

ドラマではキャリーが冷凍室にこびりついた頑固な霜をゴリゴリと削ぎ落としていましたが、実はそんなことする必要はありません。

冷蔵庫の中身を全てクーラーバッグなどに入れて空にし電源を抜いたあと、熱湯が入ったお鍋を庫内に置いてしばらく放置。すると冷凍室の氷がどんどん溶けていくわけです。冷蔵庫周りに新聞紙や雑巾を敷いておけば床が水浸しになることもありません。

すっかり霜が溶けたら、掃除を兼ねて庫内の拭き取りをして完了。あとはクーラーボックスの物を冷蔵庫に戻すだけ。慣れれば2時間弱で終わります。

定期的に冷蔵庫の掃除ができる上に憧れのキャリーと同じ家事が出来ることもあり(手順は違うけど)、それほど苦にならなかったのを覚えています。

家事って気の持ちようでかなり楽になるのかもしれませんね。

 

それにしても、ドラマ放映当時は霜取り不要の冷蔵庫が普及していたはずですが、キャリーがそんな面倒な冷蔵庫を所有していたあたり、料理への関心のなさが伺い知れて面白い演出だなと思います。

最新の靴には敏感だけど最新の冷蔵庫のことは何も知らないなんていかにも彼女らしい。

 

書いているうちにまた見たくなってきました。

 

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