共感力

過去の夫の不倫に今も心の傷が拭いきれない友人がいます。

時折彼女の話を聞いては、わたしなりに共感したり元気が出る言葉をかけているものの、どこまで寄り添えているかはわかりません。それでもこうやって話してくれるのだから、少しは信頼してくれているのかなと思い、逆にありがたい気持ちになります。

そしてつい最近。これを何気なく夫に話したところ、かえってきたのは「ふーん。でも今は不倫してないんでしょ？だったらいいじゃん。」

まさかの答えに唖然。

絶句というか胸にズドンと穴が空いたというか、とにかくどう反応したら良いのかわかりませんでした。

でもよくよく考えたら、これこそモラハラの反応だな、と。

他人に共感できず自分は全てを知っているかのような上からの発言。相手の心の傷などお構いなし。

ある意味模範解答、100点満点。

自分はまだモラハラを理解していないんだなと、変に反省してしまいました。

さてさて、モラハラが最も嫌がるのは自分のモラハラ気質が外へバレること。

わたしにこんな反応をしていることが漏れないとでも思ってるんでしょうか。甘いですね。

最近ようやく成果が出てきたのですが、わたしの言うことを否定せず受け入れてくれる人が少しずつ増えています。

昔は毒母のことやモラハラ夫のことを相談しても誰1人信じてくれませんでした。それもそのはず、彼らは外で完璧に仮面をつけていますから。

仮面を剥がす暴露話には意味がないことを悟ったわたしは、まず自分の信頼を高める方法へシフトチェンジしました。

DaiGoさんの動画や他の方のブログ、書籍を参考にし、共感力を高めるトレーニングをして数年、ようやく「そうだったんだ。大変だね。」という言葉をかけてもらえるようになりました。

鋭い視点を持つ友人の中には、「旦那さん、上手いことやってるね。」「実はあなたのお母さんの発言にショックを受けたことがある。」と言ってくれる人もぼちぼち。

確かに、他人の家族を悪く言うのは気が引けますよね。それを乗り越えて正直な感想を述べてもらえるのはありがたいことです。

時間は相当かかったけれど、努力した甲斐がありました。わたしはワイドショーのような一過性の盛り上がりを求めているわけではないので、ドラマチックに暴露話を演出するべきではないと思っています。

少しずつ少しずつ、信頼できる人たちへ認知を広げることができればそれが何より強力な味方になる。

そう信じて、ゆっくり人間関係を育てていきたいものです。

感謝日記

目標歩数達成

コーヒーショップの店員さんが丁寧だった

仕事仲間にお礼を言われた