30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

まだまだ優しい人がいる

昨晩は友人たちと出掛けていました。

少し年上の方々を交えての夕食会です。

世間では「老害」という言葉を目にしますが、みんながみんなそうとは限らず、経験豊富で知見豊かなご老人もたくさんいらっしゃいます。

「柔軟で新しい考えを若い人から学ぶのが好きだ」と言われるとこちらも嬉しくなるもので、自然とこういう関係を大切にしたくなります。

 

ですが彼らも完璧ではありません。お店へ向かう途中、その中の1人がお財布を落としてしまいました。

とにかく来た道を戻って探そうと、皆でキョロキョロしながら駅へ向かいます。

途中で立ち寄ったコンビニで尋ねたり駅員さんに聞いたりしましたが手掛かりなし。

どうしようと不安になっていたら、そこへ一本の電話が。

「◯◯交番です。お財布を預かっているので取りにいらしてください。」

もうね、全員で胸を撫で下ろしました。

お財布に名刺が入っていたそうで、それを見て電話をくれたようです。

交番までは土地勘のあるわたしが案内。お役に立ててわたしも嬉しい。

 

警察の方もとても親切で、中身の確認や書類の手続きなどを丁寧に教えてくれました。

男性も非常に喜び「拾ってくれた方にぜひお礼を…」と言うものの、拾い主は「謝礼は必要ないから」と、何も告げずに交番を後にしてしまったそうです。

 

まだまだ世の中捨てたもんじゃありませんね。

男性は大層喜び、「一度は失くしたと覚悟したから」と、その日の晩はみんなにご馳走してくれました(笑)。

 

拾ってくれた方には本当にありがたい気持ちでいっぱいです。

交番の方々も「良かったですね」と一緒に喜んでくれましたし、メンバーも誰1人文句を言いません。

こういう人が増えてくれればいいな。

すごく心が豊かになった夜でした。

 

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