30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

溺れる者は藁をも掴む

家庭環境に恵まれなかったり辛い出来事に遭っている人はつい救世主を求めてしまうと思います。

 

わたしも例に漏れず、アル中の父親と毒母がいる生活からいつか誰かが救い出してくれると信じてやまない10代を過ごしてきました。

でも当然そんな王子様が来ることはなくて。

自分で探さなきゃと高校生で彼氏を作ってみたけれど、やっぱり救い出してはくれませんでした。

今にして考えれば当たり前なんですけどね。

 

娘の色恋に異常にアンテナを張る毒母が目ざとく彼氏の存在に気づき、怒りを露わにして彼を責めます。20代そこそこの男子ならビビって当然。

口論に勝った毒母は嬉しそうに「アンタのことなんか好きじゃないってさ!言い寄られて仕方なく付き合っただけだって言ってたわ!!」と勝利宣言。

 

彼氏と別れることよりも、彼が救世主ではなかったことに絶望していた青春でした。

 

そんな体験をしている女の子は世の中に星の数ほどいて、中には彼氏を信じて家出までしたのに、そんな彼はDVだったという話もあります。

ちょうどweb漫画でそんな話を読んでいて、ふと昔のことを思い出してしまいました。

 

辛い状況で溺れそうなときはつい藁をも掴んでしまいがち。ちゃんと確かめる余裕なんてないんですよね。ふらりと現れた男性が言葉巧みに手を差し伸べてきたら、考える間もなく飛び込んでしまう女性は多そうです。

 

わたしは飛び込む前に毒母に阻止されたわけですが、それが良かったのか悪かったのか、正直今でもわかりません。でもまぁ、毒母の件を差し引いてもやっぱり当時の彼とは結婚に至らなかった気もする。結ばれていたらDVの被害に遭っていたのかどうかも、今となっては何とも言えません。

 

今、溺れそうになっている人もいることでしょう。抜け出したい気持ちはわかるけど、藁を掴んでさらに溺れてしまわないようどうか注意してください。

もしかしたら自分で這い上がれるかもしれませんし、冷静になることが自分の命を救う1歩になるかもしれません。

 

望まない状況下で溺れている方達が、どうか早く安全な場所へ逃げられますように。

 

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