30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

できないことが悪いのではなく…

世の中には何でも器用にこなせる人がいます。

一方で、コツを掴むまで時間がかかる人もいます。

わたしはどちらかと言えば器用なタイプで、1度の指示で8割ほど理解し実行に移せます。残りの2割は失敗しながら覚えます。

昔はこれができませんでした。失敗が怖くて100%理解するまで先に進めないことがよくあり、「大丈夫だからやってごらん」と言われてやっと踏み出すのが常でした。

考え方を変えるきっかけになったのは、松下幸之助さんの名言「成功するまで続けるのならそれは失敗ではない」みたいな言葉を聞いたとき。そうか、立ち止まらずに進めばいいんだと、肩の力が抜けて楽になりました。

 

この考え方になってから職場の人間関係がグッと良くなりましたし仕事も順調に増えています。

そんな経緯から、失敗を恥と思わずに受け止めること、そこでめげずに前に進むことの大切さを学びました。

 

さて一方でモラハラ夫。彼はどちらかと言えば不器用なタイプです。センスの問題もあると思うのですが、道を走れば必ず渋滞する方を選びますし、作業を任されると大抵最後まで終えられません。

それはそれで仕方がないことです。そういう特性なのですから無理強いもできませんし周囲も責めません。ただ、急ぐ時は夫ではなく別の誰かにその仕事が移ったりします。

モラハラ夫はそれが我慢できません。仕事が遅い自分、できない自分を受け入れられないのです。これが厄介。

ありのままの自分を受け入れられないため改善策を図れません。客観的に自分を見ることもできないため、「あの仕事が出来なかったのは俺のせいじゃない」と言い張ります。時にはわたしのせいになることも。

パソコンの操作に疎いくせに、自分は出来ると思い込んでいるため引き受けてしまいます。案の定途中で行き詰まり、わたしにやるよう要求します。その時も「あれ〜?どうやるんだったかな〜?覚えてたのに急に忘れてさ〜」と小芝居を打ちます(笑)。

そして周囲には「思ったより簡単でしたね」と言いながら出来上がったものを渡す…。

 

仕事ができないのが悪いことだとは思いません。でも、それを見栄や嘘で覆い隠したり自分で認めないのは良くない。他の人を使って出来たフリをするのも良くない。わたしはそう思います。

 

なのでモラハラ夫の手助けはもうやめました。もちろん夫は不機嫌になり嫌味を言ってきます。「協力しないなんて家族としてどうかと思う」などと意味不明の言いがかりをつけてきます。

 

何も分かっていないお節介な人が「内助の功っていう言葉もあるでしょう?」とか言ってきますが、モラ夫が調子に乗るよう手助けするのは内助の功ではありません。

 

何となく世間一般には「仕事が出来なくたって一生懸命な人はいる」「仕事が出来る人は苦労知らずで、出来ない人の気持ちが分からない」というバイアスが依然として強くかかっているように思えます。

そんな中で生きていくのは時にすごく疲れます。

どんな立場でもみんな頑張っているのにね。

 

バイアスにめげず、わたしはこれからもがんばります。

 

感謝日記

美味しいお菓子をいただいた

しっかり休息を取れた

お風呂に浸かってデトックス