30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

何年も前、毒母から全然解毒できていなかった頃。

わたしはいつも誰かの助けが欲しくて、頼れる人を無意識に求めていました。今思えばそれは依存だったと思います。

子供の頃からそういう存在を必要としていて、それは学校の先生だったり塾の先生だったり、通っていた図書館の司書さんだったりプールの管理人さんだったり、時には宗教の幹部だったり。何かしら権威のある大人に頼れば、自分を毒親から助け出してくれるんじゃないかとずっと信じて生きていました。

でもそんな人が現れることは決してなく、みんな困ったような笑みを浮かべながらスーッと離れて行くだけ。

それなりの年齢になっても依存先を探す癖はなかなか抜けず、恋人ができても依存しすぎて破局、そんなことを繰り返していたのですが。

ある時やっと気がつきました。自分が思う以上に味方がたくさんいることに。

人を信じることができないせいか、いつも「この人に助けてほしい」とターゲットを絞ってしまうのですが、そういう時は大抵ターゲット外の第三者が手を差し伸べてくれたものでした。

「この人に話を聞いてほしい」と、激重い長文メールを打っているときに、別の知人から数年ぶりに連絡が入ってタイムリーな話を聞けたり、「文化が違うから話しても通じないかもな」なんて思いながら海外で出会った現地の人に毒母のことを話すと、意外と似た境遇で育っていたり。

「どうしてあの人に繋がらないんだろう?」といつも不思議だったのですが、今なら分かる気がします。

あなたには手を差し伸べてくれる味方がたくさんいるのだから、もっと周囲を見てごらん。

うちの宗教の教えだと、神様からのメッセージということになるでしょうか。

なんとなく、わたしが発するSOSに気づいた心優しい人が反応してくれたんじゃないかな、という気もするのですが。

 

兎にも角にも、それに気がついてから人を信じやすくなりました。周囲に優しい人が増えました。

いちいち毒母のことをカミングアウトしなくたって、優しい言葉を掛け合える関係は築けるのだと実感しました。

 

ずうっと助けられていたのに、わたしが気づいていなかったんだな。

やっとそう思えるようになりました。

ここ数ヶ月、環境や人間関係が目まぐるしく変化しなかなか順応できずにいますが、それでも何とか過ごせているのは周囲の人たちの優しさのおかげだなと、しみじみ幸せを噛み締めています。

 

もし、わたしのように人を信じられない時は、少しだけ顔を上げて周りを見渡してみてください。きっと味方がいます。見つからない時は、まず自分が自分の味方になってください。

少しずつ、人生の景色が変わってくるはずです。