「ママの機嫌の悪さを察知させることで、子どもは空気を読む練習ができる」という意見を耳にしました。
なるほど、それは確かにそうかもなと。
わたしは本当に空気の読めない子でしたから、目上の人を呼び捨てにしたり、大人が深刻な話をしている時にゲラゲラ笑ったりしては説教をくらう毎日。
基本、人と違うことに恐怖も不安も感じないタイプだったので、空気を読む必要性もあまりピンときてなかったんですよね。
そうは言っても社会で生き抜くためにある程度の空気は読めないといけませんから、マナーとして培うためにも親の機嫌を察知するのは良い経験だと言えるかもしれません。
ただ思うに、親の中には「子どもは親の機嫌をとるべき」と学習してしまう人間もいて、それは厄介だろうなと。
我が家は両親ともそのタイプでした。自分で自分の機嫌を取れないため、父親は酒に走りましたし、母親は宗教に走りました。
結局そのどちらも正しい解決法ではなかったため、父親は浴びるように酒を飲んでも家の中ではやはり不機嫌に怒鳴ったり喚いたりしていましたし、母親は言葉の暴力でわたしを支配していました。しまいには「お母さんはこの家の中でいちばんワガママなんだからねッ」と威張りだし、それを威張ってどうするんだろうと小学生ながら疑問に感じたものです。
そのうち、父親への不満やイライラも自分では解消できなくなり、それもわたしに当たります。
「お父さんがお酒をやめないのはアンタのせい!」
ここまで来ると、空気を読むとかそういう次元じゃどうにもなりません。読んでも読んでもキリがない。読めば読むほど更なる機嫌取りを要求される。
どんどん空気を読んで家のことを頑張っていたら、「なにさ!お母さんのやり方じゃ不満なのかッ!何でも自分で出来ると思って図に乗るなーッ」と怒られるのですから始末に終えません。
今にして思えば、毒母はわたしを「何もできない娘」にしておき、それをバカにするのが好きだったんだと思います。わたしを下げることで自分の価値が高まると思っていたのでしょうね。
子どもが必死に自分の機嫌を取ることで優越感に浸っていた部分もあります。
空気を読む練習はある程度必要ですが、超えてはいけないボーダーラインがあると思います。
そのラインの見極めが大変なわけですが、たぶん、自分の機嫌の取り方を会得することでかなり掴めるんじゃないかなぁ。
これは人それぞれ意見が分かれそうですが、わたしはこのように感じました。
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