一言で言い表すなら「適当」としか言いようのない同僚がいます。
高田純次さんを女にしたらこうなるのだろうかと、彼女を見るたび思います。
常にマイペースで、他人のために自分を犠牲にすることなど滅多にないし、でも他人に頼るのは大好きだし、そのくせ周囲の誰かが他人に依存しているのを見ると「他力本願はダメだ」と説教を喰らわすような、よく言えば適当、悪く言えばただのワガママなひと。
基本的に自分の利益になることばかり考えているので、時折突拍子もない発言が口から飛び出したりします。
数年前ですが、職場に入る際の社員証が廃止され、アプリを入館証として使用することになったときのこと。
導入時はまだまだアナログ派も多く、古い社員証を好んで使う人が多いくらいでした。
デジタルに疎いその同僚も同様で、「アプリなんて面倒くさ〜」と、頑なに社員証で入っていたのですが。
あるとき、古い社員証では社割を受けられなくなる事態が勃発。それを知った同僚、朝礼で堂々と「社割を受けたいのでアプリ入れます。やり方教えてください。」と上司に直談判。
いや、アプリはそもそも入館のために使うのがメインの目的で、社割はオマケのようなものなんですが。
彼女にとっては逆のようです。社割最優先(笑)。
あそこまで恥じらいなく言われては誰も突っ込めず、上司が丁寧に教えていました。
これはほんの一例で、他にもまだまだあります。残業をきっぱり断っておきながら、残業代が少しアップした途端に積極的に残るし、しかも「お金貰えるなら残らなきゃ損だわぁ」と大声で喋るし、遠慮なんて微塵もない。優先順位が分かりやすすぎる…。
あれぐらい割り切って生きているとストレスも少なそうです。
真似したいかと言われればそうでもありませんけど、少しは見習いたいかもしれない。
感謝日記
いくらのおにぎりが30%引き
失くしたと思った服が出てきて嬉しい
友達と楽しく恋バナ
あそこまで堂々と割り切ってるとむしろ爽快感しかなく、誰も彼女のことを悪く言いません。
それ以外は適当。
忘れ物したり手続き忘れたり、たいてい何かをし忘れてますがケロっとしてます。
「わたしそんなこと言ったっけ?」なんてこともザラ。