ゆらりゆうらさんというブロガーさんが好きで、インスタの投稿やブログをたまに覗きに行っています。
きっかけはインスタ。20数年間同居した姑に「大っ嫌い」と言い放ち、近場のアパートを借りて一人暮らしを始めた体験談をイラストでシリーズ掲載しておられました。
若いお嫁さんが姑のグチを言う投稿は数あれど、5、60代でそれを表現する方はなかなかお目にかかれません。
結婚して20年が過ぎたわたしにとっては、ゆらりさんの投稿に親近感が湧きます。
外ヅラが良くて家の中では暴君で、嫁を顎でこき使い感謝のひとこともない。
そりゃあキレますよね。
子育てもひと段落し本当は離婚したかったようですが、ご家庭の事情などから一人暮らしを選択されました。
自身の生活を支えるために介護士となり、家では大好きなイラストを描いてブログに投稿。この2本の柱でひとり暮らしを楽しんでおられたのですが、やはり母として嫁として家族が残る家も完全には見捨てられず、ちょくちょく戻っては料理や家事をこなす日々。
一見「前より忙しくなって余計大変なのでは?」と思われがちですが実は逆で、ゆらりさんとても生き生きしておられます。
わかるなあ、その気持ち。
気兼ねなくひとりになれる場所があるだけで心の持ちようが大きく違います。
ゆっくりTVを見ている時に「バスタオルどこー?」と聞かれることもないし、自分の使った食器以外は洗わなくてもいい。
ほんと、これだけで温泉並みのリラックス効果があります。
しかし最近、姑の体調が思わしくなく入院せざるを得なくなり、ゆらりさんは悩んだ末ひとり暮らしのアパートを引き払い自宅へ戻る決意をしました。
「自分の中に 自立できる確固たる自信ができた」のが理由だと仰っています。
家族と離れて自活することで他人に振り回されない自分軸を持てたから、もう同居してもしなくてもどうでも良いと思えるようになったそう。
強くなったゆらりさんには心の余裕ができ、病院にいる姑の紫陽花の世話をしたり、姑が愛用していたちゃぶ台を捨てずに使ったりと本当に愛情深くお世話されてます。
根が優しい方なのだと思いますが、それでもすごい。
もしわたしだったら家にある毒母の所有物は全て処分するだろうな…。
とってもやさしいゆらりさんですが、それでも職場で辛く当たってくる人がいたり、寄り添ってくれないケアマネさんにがっかりしたり。
「こんなに頑張ってるのに報われない」とは決して言わず、淡々と現実を受け止めて等身大の日々を送っています。
全てが勧善懲悪で終わるわけではないため、刺激を求める若い読者にはあまりウケがよくないようですが、実のところ日常なんてそんなもんだと思います。
その等身大の日々が見たくてサイトを訪れている同年代の読者もたくさん。わたしもそのひとりです。
文句を言いながらぐずぐずしてたって何も変わらない!少しずつでもいいから一歩踏み出したい!
そう背中を押してくれるブログです。ありがとう。
感謝日記
大きめのお仕事をいただいた。
失礼なアポがあったが気にならなくなった。
冷蔵庫の残り物でそれなりの夕飯が作れた。