社内の雑用係のように働かされていた人がある日バッサリ仕事を辞め、お陰で社内は仕事のなすりつけあいで混乱しているというコラムを読みました。
分担せず、頼りすぎていたようです。
いつか彼が辞めてしまう前に引き継ぎや段取りをすればいいという甘い考えもあったようです。
グズグズしているうちに足元をすくわれたんでしょうね。
どちらかと言えばわたしは段取りを組むタイプで、あまりギリギリまで溜め込むことはありません。
頭の片隅の「あれをやらなきゃ、締切が迫ってる」という焦りを無視できず、何をしていてもストレスになってしまうタイプです。だったらさっさと終わらせて解放された方が良い。
夫は真逆でギリギリまで先延ばしにするのが大好き。もはや本能。
結婚当初はその違いにイライラしたし、夫は「余裕があるなら手伝え」などと意味不明なことを言っていた時期もありました。ですが、「わたしは今やってるよ。今なら手伝えるけどどうする?後になってもわたしは助けないよ。」と選択肢を与えるようになってからは、そういう理不尽もいくらかマシになったように思います。
ギリギリまで先延ばしにしたのはあなた自身だよ、ということをコツコツ教えたのが功を奏したのかもしれません。
毒母も先延ばしタイプで、やはり理不尽にわたしを責めます。
「誰のせいでこんなに遅れたと思ってんだァ!」とよく怒鳴ってます。大きな声を出せば誰かのせいにできると考えているようです。
昔はそれが恐ろしくてよく手伝っていましたが、今はもう「ふーん」でおしまい。
怒鳴らせておけばいいんです。毒母が何かに遅れてもわたしの知ったことではない。
自分がやるべきことを先延ばしにしたのも、ギリギリになって焦っているのも、全部他人のせい。
こう考える人は一定数いますけど、そのままじゃ一生成長できません。
昔の自己肯定感ゼロのわたしは、周囲の人を成長させるのが自分の役目だと信じきっていたので、まるで宿題を代わりにやってあげる親のように周囲の人の尻拭いをしていました。
周りもそれが当たり前だと思うようになり、こちらに丸投げするようになります。
ある種のイジメみたいなもんですよね。
そのうち、色々な本や動画で知識を得て自分が間違っていたことに気づくようになりました。
周りがグズグズするのはわたしのせいじゃない。
彼らが〆切を守れないのもわたしのせいじゃない。
だから、手伝う必要なんかない。
冒頭の方もそうですけど、自身でそこに気がつけるとすごく強くなれると思います。
今まで散々人助けをしたおかげで相当のスキルが身についているので、自分は誰かに手伝ってもらう必要はない。
だから、誰かを怒らせることへの恐怖感もなく堂々とNOが言える。
単に自分が成長しただけで、自分を守るためのNOにすぎないのですが、周囲にとっては復讐と感じるようで逆ギレする人もたまにいます。
「こんなに助けてやったのに」とか言い出すんですけど、何を今さら。
そこでやっと気づきます。復讐ってこういうことなんだ、と。
相手にギャフンと言わせたくて虎視眈々と作戦を練るのではなく、もうシンプルに自分が成長しちゃえばそれは何よりの仕返しになる。相手が自爆しちゃうんですよね。
今、学校や職場やその他のコミュニティで尻拭いを押し付けられている人がいたら、早く気づいて成長してほしいと思います。
そういう方はすごい経験値を会得しているはずだし、きっと段取りを組むのも上手。
堂々と、独り立ちしてください。
そして、先延ばししてグズグズしているような人は追い抜かしてしまいましょう。
カメがウサギに勝てたのも、アリがキリギリスより悠々自適に暮らせたのも、きっとこういうことなんじゃないかな。
感謝日記
キッチンの断捨離ができてスッキリ。
友人へのかわいいプレゼントが見つかった。
新しい仕事が順調に進んで嬉しい。