ついに!行ってみたかったお店でモーニング!
…と言いたいところですが。
ちょっと勘違いをしていまして、用事を足す場所とカフェの場所がけっこう離れていました。
最寄駅に着いてGoogleマップを開いてようやく気づくわたし。遅いわ。
ちょっとシュンとしながらGoogleマップを見ていると、おや?
2番目に気になっていたカフェが近くにあるではありませんか!
よしよし、予定変更でここにしましょう。
古い雑居ビルの半地下にある昭和レトロな喫茶店。
店の入り口をくぐると、裏切ることのないタバコの香り。
雑多に積まれた新聞や雑誌、かなり昔のスピーカー。
「いらっしゃい」とマスターが持ってきたメニューも、かなり使い込まれている様子。
いいですねーこの雰囲気。落ち着くわ〜。
考えることは皆同じなようで、出勤前のサラリーマンが新聞を広げてトーストをかじっています。
「ごちそうさん。マスター忙しそうだから、あとでね。」
そう言ってツケで去っていくあたり、常連さんなのでしょうね。
小さなスーツケースを転がしながら入ってくるスーツ姿の4人組も、手慣れた様子で席に着きます。
出張のたびに朝食をここで取っているのかもしれません。席に着くなりメニューも見ずに「俺、Aセット」と注文を済ませ、みんなで資料を見ながら話し合いを始めています。
こういう日常の一コマ、いいなーとぼんやり眺めていたら、どんどんお客さんが入ってきました。あっという間に満席でマスターも大慌て。
「ちょっと待っててくださいね、もうちょっとしたらスタッフが来るんで。」と、水を運んだり調理をしたりと忙しそう。
予想以上の知名度と人気にびっくりするわたし。
新進気鋭のカフェはどんどん参入しているけれど、レトロなカフェにはまた別の良さがあって人々にこうやって愛されている。
メニューだって目新しいものは特になく、普通のバタートーストと、キャベツの千切りと、目玉焼きにベーコン。そしてコーヒー。
一見何の変哲もないメニューだけど、でもトーストはバターがすごく香ばしいし、目玉焼きは半熟でとろっとしてる。
凝ったことはしていないけれどとても美味しい。
こういうのが愛される理由なんだろうなぁ。
朝から「これは何ぞや」と首を傾げてしまうカタカナのメニューは、きっとおじさまにはウケないのかもしれません。
まあね、朝から頭使いたくないよね。
ちなみに第一志望のカフェはモダンの最先端を行ってるお店。ネットでメニューを見てもピンとこないくらい最先端。
両方あっていいと思います。それぞれの楽しさがあるから。
なかなか行くチャンスがやってこないんですけどね。いつになったら実現するのかしら。
でもたぶん、わたしはレトロな方が合ってるのかもしれないな。
この日はここに行くのが正解だったと思います。
良い朝食でした。
感謝日記
ドラッグストアの店員さんの対応が親切だった。
お弁当が上手く作れた。