友人の引っ越し祝いに行った話を書きましたが、今日はその後日談。
その日、引っ越し祝いと称してお祝いにケーキを買いました。
ふだん自分のお小遣いではなかなか行けないような、ちょっと敷居の高いケーキ屋さん。
自分のためでもあります。こういう理由付けがないと行くチャンスなんてありませんから。
にしても、ケーキの材料って基本的に小麦粉とお砂糖と卵と生クリームとバターだと思うのですが、お店によってずいぶん値段や味が違うのはどういうからくりなんでしょう?
見た目も違いますよね。高級店のケーキは宝石みたいにキラキラしていて崩すのが勿体なくなります。
今をときめくシャインマスカットを使ってみたり、栗を使った旬のお菓子を出してみたり、定番だけにとどまらないチャレンジ精神もある。
お手頃価格で気軽に買えるお店ももちろん良いのですが、贈り物として利用できる高級ケーキ屋さんも身近にあるとありがたい存在です。
幸い彼女の引っ越し先には有名ケーキ店が2,3軒あり、せっかくなので選んでもらうことにしました。
「ん~…じゃあ、お言葉に甘えて〇〇でもいい?」
ちょっと遠慮がちにお願いされたそのお店、老舗のケーキ屋さんとして地元で知られており、たしかな美味しさで着実にファンを増やしている堅実なお店です。
昔から「高いけどおいしい」と評判で、わたしも子どもの頃に祖父母からここのバースデーケーキを貰ったことがありました。
真ん中にプリンセスの砂糖菓子がちょこんと乗っかり、周囲にピンク色のチョコレートで作られたフリルがたっぷりあしらわれた可愛らしいケーキは今でも脳裏に焼き付いています。
「うん、いいよ。そこに行こう。」
そうは言っても友人同士、やはり遠慮は出てしまうもので、友人は無難なイチゴショートをリクエストしてきました。
わたしの本音は「いいの?もっと高いの選びなよ。」だったのですが、姪っ子にケーキを買う親戚のおばさんみたいでそれもまた言いにくい。
埋め合わせと言ってはアレですが、後日ティータイムで楽しんでもらえたらと思い追加で焼き菓子を幾つか購入しました。
ダックワーズやフィナンシェ、ガレットなどなど。
おうちで食べてももちろんいいんだけど、職場のお昼休みにちょこっとつまむとリッチな気分になれるのでおすすめだよと提案してプレゼント。
総額で3000円弱。わたしと友人の間柄で考えると妥当な額です。
いい贈り物ができたなと満足したその後日。
急にメルカリが立て続けにポコポコと売れました。合計3000円也。
送料や手数料を差し引くとそれよりも減ってしまいますが、それにしても数字が合いすぎ。通知が来たときは思わず笑ってしまいました。
こういうことを書くのはブログを始めてから一体何度目でしょう。
本当にね、手放すと入ってきます。今回はずいぶん早く入ってきたのでびっくりしました。
自覚なく手放し自覚なく入ってきているものもあると思います。
できるだけ見過ごしたくなくてこうやって書き留めているわけですが、それでも完全に拾えているわけではないでしょう。
よく見るインスタグラマーさんは、願いが叶えられたときはすぐ神さまに感謝すると言っていました。
わたしもそうしています。見落としたものは仕方がないけれど、せめて気がついたものだけでもしっかりお礼を伝えたい。
こう聞くといかにも宗教の教えっぽいですよね。信者さんはさぞかし感謝の日々を送っているのだろうと思われますよね?
ところがね、意外とそうでもありません(笑)。
もちろん教えの中で「感謝を忘れない」などはよく出てくるわけですが、これを毎日実践している人は決して多くありません。
定例会で講義を聞いていたとき、幹部の方が「試練のとき以外にも、毎日の生活に欠かせないものなども神さまにお願いしなければなりません。それはどうしてでしょう?」とわたしたちに質問をしたのですが、場は一瞬静まり返ってしまいました。誰も何も答えない。
そこでわたしは手を上げ「わたしは感謝の気持ちを忘れたくないので、どんな些細なこともお願いごとに含めますし、叶えられたら感謝します。」と発言したところ、隣の信者さんが「ああ、そうか。」とつぶやいていました。
そんなもんです。ただ習慣で定例会へ出かけても感謝の心は育ちません。
筋トレのように毎日毎日「ありがたいなぁ」と意識しなければ自分の心には根付かないと思います。
そして、そういう心の土台がないと良いものは返ってこないんじゃないかな、という気もします。
感謝日記は宗教の教えではなく科学的な論文を聞いて始めたものですが、おかげで良いものに気づきやすくなっています。
今度はどんなものが入ってくるのか、今から楽しみです。
感謝日記
仕事で良い実績が出せた。
滅多に会えない課長と一緒に仕事ができた。
友人と会う約束ができた。