ひとり暮らしをしている友人が引っ越しをしたので、新居へお邪魔してきました。
交通の便がよく日当たり良好、風通しが良く使い勝手の良さそうな部屋です。
当初は引っ越しをそれほど真剣に考えていなかったそうですが、もともと物件を見るのが好きであちこちネットで見ているうちに、「ここ良さそう」という部屋に辿り着いたんだとか。
「なんだかすごく惹かれるものがあったのよね。でも、フィーリングだけで引っ越しを決めるのもどうかと思ったし、自分が本当に引っ越しがしたいか他の候補も探してみたの。」
その後4件ほどピックアップして不動産屋さんと見て回り、自分の本気度を確かめに行ったそうです。
「そうしたらね、最初にいいなと思った部屋は実際に見てもやっぱり良くて、ますます住みたくなっちゃった。」
そこで契約に至ったわけですが、もともと引っ越しは考えていなかったためその時点では何も準備ができていなかった彼女。
「収納が少し減るからどうしても物を処分しなくちゃいけなかったし、荷造りも全くしていなかったから有給も取らなきゃいけなかったんだけど、なぜかとんとん拍子に事が運んでね。結局予定より3か月早く引っ越しできちゃった。」
ふーむ。なかなか興味深い話です。
そういえば、大好きな矢沢あいさんの漫画「パラダイス・キス」にこんなシーンがありました。
親と揉めて家出をした主人公が自立しようと決意した途端にモデルの仕事が決まり、「こんなにとんとん拍子に進んでいいのか不安になる」とこぼすと、彼女にモデルの仕事を紹介したデザイナーがこう言うのです。
「なんで?とんとん拍子に物事が進むのは、その道が合ってる証拠だよ?」
わたしはどちらかと言えは主人公寄りの考えで、あまり物事が調子よく進むといつか落とし穴にハマるんじゃないかと不安になるタイプでした。
落ちるのが怖くて怖気づくこともよくあり、今思えばずいぶんチャンスを逃していた気もします。
ただのビビリに過ぎなかったのですが、それを「地に足をつけている」と誤解して1歩も先に進めなかった。
漫画のこのシーンを読んだとき、ハッとさせられたのを覚えています。
友人の話を聞いてこのシーンが再び蘇りました。とんとん拍子に物事が運ぶときはきっと前向きに捉えたほうがいい。
そりゃあ、長く住み続けていれば何かしらトラブルには遭うでしょうけど、それを「調子に乗って落とし穴にはまった」と捉えるか、「この道は自分に合っているんだからこれくらいのトラブルなんてどうってことない」と捉えるかでその後の判断は大きく変わってきそうです。
そういえば、少し前に書いた飛行機のフライト時刻の変更で年会費1万円のクレジットカードを申し込まずに済んだ話、あれももしかして旅行がとんとん拍子に進んでいるということなのかも…?
何事も考え方、捉え方で見え方って変わってくるんですね。
友人が今後もとんとん拍子に楽しく日々を過ごせるよう願っています。
感謝日記
メルカリで欲しかった商品を発見。
ケーキをプレゼントした翌日に別の方からケーキを頂いた。
やっと仕事のピークを越えた。