30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。次の目標は180日。

山田南平さん

漫画家の山田南平さんが好きで、いくつかコミックを買い集めていました。

「130cmのダンディ」をきっかけにハマり、紅茶王子まで買い続けたかな。

生意気で男気のある小学5年生の真吾と、年上も年上、高校生の彼女 久美子ちゃんのお話し。

 

当時、すでに「ぼくの地球を守って」で小学生×高校生カップルが一斉を風靡していたため、一部からは「パクりだ」とバッシングを受けていたようですが、ストーリーや脇キャラが全く異なるためそんな批判も消えていきました。

 

山田南平さんはちょっとギリギリなアブノーマルを攻めるストーリーが多く、王道を行かないところが魅力的でした。キャラもオシャレで、彼女の出身である横浜で有名なお店やスイーツも漫画によく登場するものだから、田舎者のわたしは横浜への憧れが募るばかりでした。

また、コミックになると柱や余白部分にコラムが載るのですが、それがまた自由奔放で面白い。文字やデザインも可愛くて、その当時クラスの友達としていた交換日記で山田先生のスタイルをよく真似ていたのを今でも覚えています。

山田先生はかなりオープンな性格なのか、友人関係や家族のこと、恋人のことなんか開けっぴろげに書いちゃいます。

作品だって、ご本人曰く「本名で載せてくれと頼んだのにペンネームにされた」くらいですから。

ご両親が離婚や再婚を繰り返したため名字が変わったとか、小学生の頃いじめに遭ってたとか、それで私立中学を受験したそうで卒業した高校までケロッと公表してました。

 

いじめがこれ以上続くのが嫌で、自ら環境を変えるべく必死で受験勉強をしたそうです。センスが良くて放任主義の自由なお母さんに憧れていた山田先生は同じ私立中学を目指し見事合格。そこで良いお友達にたくさん恵まれ、それが漫画家になる後押しとなったようです。

きっと新しい環境がすごく楽しくて幸せだったんだと思う。だから隠す必要を感じなかったんじゃないかな。進学せず漫画家になりたい自分を応援してくれて、批判するどころか「自分をモデルに漫画を描いてほしい」と頼まれたら心強いですよね。

高校デビューでお酒の味を覚えた話まで堂々と書いちゃうんですから、その奔放ぶりがうかがえます。

 

ただの男友達だと思っていた人から寄った勢いでキスされたとか、セフレに彼女がいるみたいだけど奪おうなんて思ってないとか、ありとあらゆることを何でもかんでも書きまくって人気を博していたのですが、人気が出てコミックが売れると当然アンチも湧くわけで、2ちゃんだったか別の掲示板だったかでかなり叩かれるようになってしまいました。

紅茶王子」のときだったかな、参考文献を載せていないことがネット上で取り沙汰されかなり問題視されていました。

「まるでこの紅茶の淹れ方は自分で考えたかのように記述している。盗用じゃないか。」などと言われてしまい、続刊で参考資料を載せるようになったものの、今度は「アンチが騒ぐから載せただけだろ」とまた叩かれる。

やっと最近ネット上の誹謗中傷が問題視されるようになりましたが、当時はほぼ無法地帯だったため山田先生はかなり辛かったんじゃないかなと思います。

奔放に書いていたコラムも、だんだん保守的になってきました。

ボーイズラブや百合を絡めたストーリーも、少しずつマイルドに。

登場人物がちょっと尖った発言をするのも作品のスパイスになっていて面白かったのに、そういうのもだんだん控えるようになってしまいました。

 

初期のテイストを知っているだけになんだか物足りなくなってしまい、徐々に読まなくなって現在に至ります。

 

アンチが湧かなければ今でも伸び伸び描いてたんじゃないかなと思うと残念です。

わたしも、あんな風にオープンでいられたらいいなと憧れていたファンのひとりだったので。応援したくてファンレターを書いたこともあっただけに、ちょっと残念でした。

 

漫画家さんにもいろいろ事情はあると思います。出版社とモメて掲載雑誌が変わり、その経緯を赤裸々に描いた漫画家さんも気が付くと干されてしまったし。

アンチのみならず、多方面からプレッシャーをかけられているのかもしれません。

 

自分の作品なのに自由に表現できないなんて、なんだか寂しいものです。

 

こんなことを書いているうちに、懐かしくてまた読みたくなってきました。

ちょっと古本屋さんを除いてこようかな。

 

感謝日記
お友達にプレゼントしたお菓子を喜んでもらえた。
同僚への気遣いが伝わって嬉しかった。
旅のお供にぴったりのショルダーバッグを発見。