30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

偽物が意外にいいっていう…

カナダ人の男性が、「昔市場で買ったナイキの偽物パーカがダメになったから本物を買ったんだけど、偽物の方が質が良かった。」とツイートしていて思わず吹き出しました。

他にも、「本物のヴィクシー(ヴィクトリアシークレット)の下着より市場で買った偽物のほうが履き心地がいい」という女性の書き込みも発見。

すごい共感できます。なぜならわたしも偽物の恩恵にあずかったことがあるから…。

 

タイでもマレーシアでもベトナムでもカンボジアでもインドネシアでも、市場へ行けば大抵ブランド品の偽物が売ってます。20年前の韓国もそんな感じだったけど、今はどうなんだろう?

 

行ったことないけど中国はもっとすごくて、質の良い偽物(って何)は市場には出さないそうです。口コミで情報が伝わるそうで、友人が聞いたのはお茶屋さんの2階。
そこへ通してもらうためには合言葉が必要なんですって。なんだったっけな、「もっといいお茶はありますか?」とか言って2階へ案内してもらったらしい。

そのクオリティたるや、市場で投げ売りされているものとはケタ違い。ロゴがズレていたり縫い糸が飛び出している市場の偽物なんておもちゃに見えるレベル。
友人曰く「たぶんこれ日本の税関通れるわ。」

お値段もそれなりに張るそうで、なんだかもうワケがわかりませんね。だったら本物買えよっていう。

友人は偽物の高級品を海外で使い倒して帰国したためわたしは実物を見ていないのですが、あの熱弁ぶりからすると相当良い品物なんでしょう。

 

わたしはそこまでじゃないけど、10年ほど前、やはり市場でレスポートサックの偽物ショルダーを900円で買いましたw

当時のレスポはそりゃもうすごい人気で、ハワイ限定モデルを買うため日本人女性が大量に訪れていた時代。

そのため偽物もあちこちに出回っていたんだと思います。

市場の偽物はものすごく陳腐で、なぜかファスナーがレインボーカラーのグラデーションだし、レスポートサックのロゴも本物より一回り大きい。
偽物というより別物なんじゃない?
見た目の作りはそっくりで、外側と内側にポケットがいくつかついていました。

そしてこれが意外にも丈夫で使いやすかったのです(笑)。
所詮偽物だし、900円まで値切ったし、多少乱暴に扱っても良心が痛まず「まあ1年くらい使えればいいか」なんて思って旅のお供にしていたのですが、結局3年ほど使いました(笑)。
ショルダーと本体の連結部分が外れてお陀仏になったのですが、本体は穴ひとつ空くことなく立派に役目を果たしてくれました。

 

その後日本で本物を買ったのですが、なんか偽物の方が生地が厚くてしっかりしていた気がする…。
汚れても拭けばサッと汚れが落ちるし、ちょっとくらい引っかかっても全然傷にならない。

あの偽物はずいぶん重宝したな~という印象だったので、ツイッターの書き込みに思わず吹いてしまったのです。同じこと思ってる人ってけっこういるんだな!と。

 

それまではみんな見栄を張るために偽物を買っているんだと思い込んでいたのですが、偽レスポを3年使ってちょっと考え方が変わりました。

これは、敢えて買っている人がいるかもしれないぞ。

 

日本は偽造品の持ち込みにとても厳しい国ですが、東南アジアはかなりユルユル。旅行者もすました顔で偽物を持ち歩いている人が山ほどいます。

どう見てもキャスキッドソンみたいな花柄なのにアナスイのマークがついてたり。
でもそれもきっと丈夫なんだろうなぁ(笑)。

 

ツイートを見ていたら、偽物のヴィクトリアシークレットを試してみたくなりました。どこに売ってるんだろう。書き込んだ女性は戦争前のロシアの市場で買ったようだったけど。

 

感謝日記
Amazonタイムセールで買ったデジタルスケールが良き。
新しい髪型のアレンジに慣れてきた。
新鮮な野菜が買えた。