最近、自分の中で大ヒットだった動画がこちら。
いつでも見れるようここに貼っちゃえ。
大好きなスタイリスト、百々千晴さんのYoutube。
仕事仲間や友人達と集まって、フォロワーさんの質問に答えるQ&Aの回です。
みんなも見てー!って言いたいけど、これ前もってそれぞれのキャラや仕事をざっくり把握してないと「ただ性格がキツい人たちのお喋り」にしか見えないかもしれません。
すごい仲良しなのに「ウザいわよ」とか言い合ってるからね(笑)。
好きな韓国ドラマや食べ物の話などバラエティに富んだ内容ですが、中でも感動したのは「素敵な人ってどんな人?」。
百々さんの回答は「素直な人」。
聞いた瞬間は「ふーん。」だったけど、続いて「悔しいことを”悔しい”ってちゃんと言える方がいい」と言っていて「なるほどなー!」って。
嬉しいことを嬉しい、好きな物は好きと言える素直さはよく聞きますが、悔しいことを悔しいと言える素直さというのはなんだか新しい。
わたしも素直な人間になりたくて、好きなものは好きと言うし、すごいと思ったことはすごいと口に出すようにしているけれど、悔しさを言葉に出したことはあんまりない。というか、それは出しちゃいけないのかなって思ってた。
出し方もありますよね。嫉妬心むき出しで「悔しいぃぃぃ」と目の前で言われたら、その言葉の背後にあるものは「呪ってやる」じゃないですか。
そんなストレートに呪われたら、たとえこちらが宗教持ってても勝てる気がしないわ。
でも、たとえば、百々さんはスタイリストだから、雑誌や映像で他のスタイリストさんのセンスを見て「こんなやり方思いつかない!悔しい!わたしもがんばる!」とか言ってるんだとしたら、それは前向きというか可愛らしいというか、それこそ素直さが出てると思うんですよね。
素直に出した悔しさをバネにして次のステップに進む姿は、たしかに魅力的に映りそう。
ということは、悔しさのベースになっている感情が大事なのかな?
そこから話題は「どんな女性が素敵だと思う?」に発展するのですが、それも良かった。
まず「ムードのある女」。セクシーとまでは行かず、雰囲気のある女。
聞いてて「わかる~!」と共感できるけど、言葉にするのは難しいですね。
椎名林檎の「長く短い祭」の歌詞に「女ざかりをどうしよう」というのがあるんですが、たぶんそれが近いかな。
魅力をセクシー路線に全振りするより、使いこなせずどうしようと持て余しているところに雰囲気が生まれる気がします。
次が「ひとりで強めの女」。
いつもみんなでつるんでワーッってなっているよりも、友達もたくさんいるけれどひとりで何でもできちゃう女の方がアガるんだとか。
わかる。すっごくわかる。わたしもそういう女の人を見ると「カッコいいなあ」って思うもの。
しかもそれ、年齢はちょっと上のほうがいいんですって。若くて強いのはコワイとゲイの方が言ってました。うんうん、それも納得だわ。
若いうちは「わたしひとりで何だってやってやるわよ!寄ってこないで!」と周囲をはね付けて強さをアピールしてしまいがちだけど、年を取ると周囲のことなどお構いなし。来るもの拒まず去るもの追わずのニュートラルなマインドを持ちつつひとりでどんどん進めていけるのは、やはり年齢を重ねた強みなのかもしれません。
どちらにも共通しているけれど、これは「そういう女を目指そう」と意識してなれるものではなく、普段から考え方や物の見方を微調整して成長するうち自然と身に着くものではないかと思います。だから素敵なんだよね。
作られた美しさより、積み重ねた美しさのほうが遥かに人を惹きつける。
思わぬところで学びがありました。
スタイリングとかヘアメイクとか、アーティスティックな分野でお仕事をされている方の意見は生き生きしていて魅力的。
右に習えで大衆ウケすることはあまり言わず、自分の思いをのびのび語る様子が見ていて気持ちよかったです。
これを言い合える仲間がいるっていうのがいいよね。
意見のぶつかり合いも時にはあるみたいだけど、きっとそれを乗り越える力も持っておられるのでしょう。
コロナ禍でひとりの心地よさを存分に味わったわたしですが、そろそろ自分も友人とそんな深い話をしたいなとも思い始めている今日この頃。
久々にラインを送ってみようかな。
感謝日記
今日も楽しくお仕事ができた。
ゴーヤチャンプルおいしかった。
友達と登山の話ができた。