30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

ガーシーさん見てると寅さん思い出す

ガーシーさんのインスタライブを見ていたんですよ。

そうしたら、フォロワーさんも参加してひとしきりワイワイ喋って盛り上がってて。

 

なんかこの感じ見覚えあるな〜と考えてみたんですけど、

ちょっと寅さんのノリに似てません?

 

ガーシーさんがYoutubeで一人語りしてる時は思わなかったけど、こうやって誰かと喋ってる様子がすごく寅さん。

 

実はわたし、寅さん好きでかなり見てた時期がありましてね。

人が好きで、初対面でもすぐ仲良くなって、「おいお前何やってんだよー」って軽口叩いて冗談飛ばして、相手がどんな人でも「まぁいいじゃねぇか」で流しちゃう。

 

お気に入りは第41作「寅次郎心の旅路」。生きることに疲れたサラリーマンが線路に寝転んで自殺を図っているところへ寅さんが登場。

いつもの調子で「おいっお前なにやってんだよ、轢かれちまうだろ」とか言って助けるのですが、サラリーマンは「いいんです、僕は死のうとしてたんですから」と拒否。

しかし寅さん、そんなことはお構いなしで「そうかいそうかい、まァまた今度やりゃあいいよ」とサラリーマンを引きずり下ろすっていうw

もし自分がこう言われたら、確かに死ぬのがバカバカしくなりそう笑

その後、「そんなバカなこと考えるな。お前どこか行きたいところはねぇのかよ。」と聞くと、そのサラリーマンの答えは「ウィーンに行きたいです。」

寅さんそれを「湯布院」と勘違いして「いいところじゃねぇか。俺もついてくよ」と言ってしまい、着いてびっくりするっていう。適当すぎwww

 

なんかそういう、人が好きな感じとか、細かいところにこだわってないところとか、カタギの職業じゃないところとか、ガーシーさん似てるなあって。

あれだったら、みんながタレコミするのも分かる気がする。

色恋抜きにして女性から慕われるのも、妙に納得できるよなぁ…。

 

 

そのインスタライブはちょうど選挙直前のなかなか緊迫した空気の中で行われていており、呼び出されたフォロワーさんたちみんなびっくり。

画面に映っても「やばーい!すごーい」の連発でそれ以外言葉が出てこない様子。

見てるこちら側からすれば「ヤバいとスゴいの他にも何かあるだろうに」と、少々イラッときてしまう部分も正直あったんですが、ガーシーさん全っ然気にしてなくて「家族仲良さそうでええなあ」ってニコニコしてる。

視聴者が「ヤバいしか言ってない」とコメントし、フォロワーさんもそれに気づいて「わたしヤバいしか言ってないってコメ来てる」と言うものの、それでもお構いなし。「今何してたん?こういう平和な光景ええなぁ」だって。

たぶん寅さんも同じこと言いそう笑

 

人間味のある人間が好きで、だから人の道に外れたことが許せないのかもしれません。

自分のことは置いておいてそれやっちゃうっていうとこも似てる。

寅さんも人情深いわりにかなり短気でしょっちゅうケンカしてるし、住職さんからどんなに説教されてもカタギになる気全然ないし、おばちゃんが泣いても嘆いても「悪いなぁ、おばちゃん」でおしまい。

曲げられない自分軸があるんでしょうねぇ。自分はこういう生き方が好き、みたいな。

 

規則だけはしっかり守ってますみたいな優等生タイプが嫌いで、人によって態度を変える奴も嫌い。

既得権益や世間の常識もあまり通じなくて、「医者より坊さんになるほうがラクじゃねぇのか。だって相手死んでるんだぜ」とか平気で言っちゃう笑

 

 

ガーシーさんが過去に何をしてきたのか、本当の事実をわたしは知らないし、知ったところで裁く権利はわたしにはない。ので、ここでジャッジはしません。

目の前にいて四六時中顔を合わせる人だったら、実際に仲良くなれるかどうかはわからないし、もしかすると敬遠しちゃうかもしれない。LINEを教えることもないかもね笑

でも、対岸の火事みたいにいい加減なこと言わせてもらえれば、こう言う人が日本に100人くらいいたって別にいいんじゃないのって感じ。

めくられて困ることがない人にとっては、こういう存在が1,000人いようが関係ないじゃないですか。

あ、ただの噂好きで重箱の隅をつつくようにゴシップを探し回る類の人は別ですよ?

あれはなんとかしてほしいね。

 

右に倣えで生きてきた人とか、とにかく他人の目を気にして生きてきた人、まわりからの評判や評価に人生の全てをかけている人にとっては疎ましい存在かもしれません。

 

ガーシーさんが正しいわけでも、批判している人が優っているわけでもないと思います。

「そういう人がいるんだね」という、ただそれだけのことなんじゃないかと。

どんなに騒いだって暴れたって時が過ぎればこの世から消え去ってしまうんですもの。

 

寅さんの新作がもう生まれないのと同じように。

 

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