30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。次の目標は180日。

才能

いきなりですが、常田大希のファンです。
彼の作る音や音楽が好きなのはもちろんのこと、考え方がすごく素敵で魅了されます。

 

プロとか素人とか関係なく、経歴のあるなしに関係なく、
音楽やアートなどのクリエイティブな分野に携わるすべての人をリスペクトしていると自らインスタで語っていました。

だから、ファンから寄せられる作品でピンとくるものがあれば、有名でも無名でもどんどん採用して自分のプロダクトと絡めたりするそうです。

 

ものすごく才能に溢れている人がこういうアクションを起こして堂々と発言してくれると、これから羽ばたく若いクリエイターは活動しやすいだろうなあと思います。

 

その一方で、世の中には才能をジャッジしたがる人も一定数います。
楽譜も読めなきゃ楽器もできない人が臆面もなく「この人才能ないね~」などと語っているのを見ると、思わず「具体的にどのへんが?」と聞きたくなってしまいます。

才能がなくても技術があればある程度の曲は弾けるし、
技術的には簡単でも才能がなければ表現できない難曲もあります。

 

さらに、クラシックは下手だけどジャズがめちゃくちゃ上手とか、
ワルツは下手だけどロックのリズム感がずば抜けてるとか、
ピアノは向いてないけどクラリネットを吹かせたら鳥肌モノの音色が出せるとか、

ほんと、音楽の才能って一部分だけでは推し量れないんです。
「この人は才能ないわ」と何の根拠もなく言う人は、「森山直太朗より常田大樹の方が才能がある」と言っているのと同じくらい滑稽。比べる物差しが別物なので比較してはいけないし、たぶん彼らも互いをライバルとして見ていない。

 

「才能がない」のではなく「センスがない」んじゃないかな、という生徒さんは過去にいました。音楽は好きなのにどう頑張ってもリズムがつかめないとか、好きな曲なのに音符の流れがどうしても把握できないとか。
でもそれはピアノ演奏に対してセンスがないだけで、もしかすると作曲や編曲で開花するものがあるかもしれない。

世の中にはピアノの先生がたくさんおられるので考え方も皆それぞれですが、少なくともわたしの仲良しの先生たちの見方は上記のそれでした。
お互いの生徒さんの悩みを打ち明けあって、「もしかしたらその子、チェロの方が合ってるかも。」とか「バンド組ませた方が生き生きするかも。うちのエレキ弾かせてみる?」といった話をよくしていました。

先生同士の間でもライバル意識はまったくなくて、「今度この曲連弾しようよ。」とか「良子先生はシューベルトよりベートーベンの方が上手いね。」などと、とにかく楽しく音楽を演奏するのが好きで、いわゆる「互いをリスペクトする仲」。

わたしはそのメンバーの中で最も低学歴だったのですが、それでもバカにせず良いところを見つけて伸ばしてくれて、ありがたい存在だったなと今でも感謝しています。

 

なのに、外野のド素人が「良子さんよりA先生の方が才能あるわ。」「B先生は〇〇音大出てるんだもの、才能があるに決まってるじゃない。」とわざわざ不愉快なジャッジを投げつけてくる。

一体あれは何なんだろうと考えてみたのですが、たぶん、嫉妬かな?

彼らの根拠のないジャッジをよくよく聞いていると、話がだんだん「わたしの子ども時代は貧しくて習い事なんかする余裕なかった」という流れになっていきます。

おそらく「自分もピアノに憧れていたけど実現できなかった。悔しいから弾ける奴らをディスってやる。」が感情の土台にあって、でもそれを表に出すのは恥ずかしいから知ったかぶりでジャッジして優越感に浸るという構造なんじゃないかしら。

いやー、気持ちは分からなくもないけど、己のコンプレックス解消のためにこっちを巻き込むのはやめておくれ~。

 

わたしの所属している宗教では、音楽は神の領域から降りてきたギフトだという教えがあります。
これけっこう気に入ってるんですけどね。
古代の神話や言い伝えや文献を見ると、神々が祝い事で竪琴を弾いたり天使が歌ったりする話がよくあります。音楽はそこに端を発している貴重な贈り物なのではないか、と。

だとしたら、人間ごときが安易に決めつけたりしてはいけないと思うんです。

才能があるとかないとかじゃなく、音楽を愛する全ての人の感性を大事にしたほうがきっといい。

技術的には下手くそでも、そこをリスペクトすることで今までになかった可能性が次世代へと花開くかもしれないし、今までになかった音楽が新たに作り出されるかもしれない。

神さまからのギフトを大切にするって、そういうことなんじゃないかなぁ。

 

たまたまわたしが音楽のスキルを少し持っているのでこう語ることができましたが、
どの分野でも同じことが言えると思います。
批判するより、まずリスペクト。
わたしもよく失敗するので、自戒を込めて書きました。

 

感謝日記
みんなで協力して仕事で良い成果を出せた。
おもしろ動画でおもいっきり笑った。
新しく買ったコーヒー豆がおいしかった。