仕事で遅番の日は帰りが遅くなります。
帰宅して、遅い夕飯を軽く済ませ、一息ついたらもうベッドに入る時間。
ゆっくりバスタブに浸かる時間さえありません。
夕飯後から床に就くまでの数時間は、わたしにとってのゴールデンタイム。
部屋でひとりで過ごす時間をとても大切にしています。
その日のいろいろを、このゴールデンタイムでいったんリセットするのです。
今日のストレスを明日に持ち込まないためにもこの作業はとても大切。
そんな貴重なひとときに、甘いケーキを添えることがあります。
罪悪感に襲われるから滅多にやりませんけど。せいぜい月に1,2回でしょうか。
デカフェのコーヒーを淹れて、仕事帰りに駅地下のスーパーで買ったケーキを花柄のお皿に乗せる。
高級ケーキじゃなくていいんです。イチゴショートとかモンブランとか、お手頃価格でプラスチックのパッケージに入った2個セットのアレでじゅうぶん。
あくまで主役はゴールデンタイムであって、ケーキは添え物。脇役なんです。
それを、音楽を聴いたりYOUTUBEでエガちゃんねるを観たり、スマホのアプリで漫画を読んだりしながら合間にパクパク食べるのが最高に楽しい。
つくづく、ひとりで過ごす時間が必要な人間なんだなと改めて実感します。
そんなときに「ねえねえ、見てよこのネコ動画」などと言いながら夫が部屋に入ってくると軽くイラっ。
夫婦仲が悪いわけじゃないけど、この神聖なおひとり様タイムは邪魔してほしくないんだ…。
年齢のせいか、自分の見たり聞いたりするものを他の人と共有することがほとんどなくなりました。
アプリで連載中のヒマチの嬢王という鳥取のキャバクラを舞台にした漫画が好きで毎週楽しみにしてるんですが、友人でそれを知る人は誰もいません。
それこそ学生時代は「今月の動物のお医者さん読んだ？」と、好きな漫画の最新話を友達と共有することがコミュニケーションの一部でしたが、この年になったらもうそういうのは、いいかな。
自分の趣味は自分だけのものとして、ひっそり一人で愉しむのが今のわたしには合っているようです。
ゴールデンタイムの過ごし方はいろいろで、時には資産運用を勉強してみたり、語学講座を聞いてみたり、procreateで絵を描いてみたりとクリエイティブなことや学びに力を入れることもあれば、YOUTUBEや漫画など何も考えずにボーッと見ていられるものを選ぶこともあります。
思うに、丸一日こういう過ごし方をしてもたぶんそれほど楽しくはなく、8時間仕事に拘束されたあとだからこそ、夜の数時間がキラキラタイムになるんじゃないかな。
ブログを書くのも心地よい時間です。
公開しているブログだからプライベートな内容を事細かに綴ることはないけれど、文章を書くことで頭と心がスッキリしている自分がいます。
ブログを始める前まではアプリで日記をつけていました。もうかれこれ5年になります。
頭に来たことや悩んでいること、不安なことや心配なことを全部日記に書いてきました。
今それを読み返すと、「その悩みは解決するから、そんなに心配しなくていいよ」と過去の自分に言ってやりたくなります。
あの頃のわたしにはブログを書く心の余裕がなかった。
ブログを書くよりも、日々の不満を日記にぶちまける方が重要だったから。
でも今は違う。
これまで自分が感じたことや考えてきたことを整理して、人の目に留まるブログという場で2カ月近く書いている。
今でも日記は書いています。カチンときたことや内心「チッ」と舌打ちしたくなるようなことに遭遇したら、アプリを開いてその場で書きます。そうすると落ち着くから。
書き分けができるようになってきたんだと思います。
その場その場で思考や感情を切り替えているとも言えるわけで、そう考えると「自分、成長したなあ」としみじみ。
ほんと、日記はおすすめです。自分を客観的に見れるようになるし、感情の波に巻き込まれることが少なくなって穏やかに過ごせるようになるし、ストレス処理もうまくできるようになるので翌日まで心の疲れを引きずることがありません。
だからこそ、家に戻った途端好きなことをしてダラダラ過ごしてゴールデンタイムを愉しめるのだと思います。
夜中のケーキはストレス発散のヤケ食いではありません。ひとり時間に色どりを添える名脇役です。
もちろん、仕事で失敗することもあります。ミスもしょっちゅうだし、他の人を不快にさせることも度々あります。
でも、家に帰って悩んでもどうにもならないし。
今度仕事へ行って怒られたら謝ればいいし、そこで反省すればいいし。
誰かがわたしへの不快感を出していたら、少し下手に出てみるとか面白い話をしてみるとか、こちらから働きかけてみよう。
たまにマウント取ってくる人もいるけど、家でこうやってくつろぐわたしには手も足も出せないんだから、今はその人のことは忘れてのびのび過ごそう。
これがわたしのひとり時間の過ごし方。
そして、このゴールデンタイムに綴るわたしのひとりごとを読んでくださっている方には、本当に感謝しています。
ありがとうございます。
感謝日記
人事異動による新メンバーとあいさつができた。
朝ごはんのスタバのマフィンが美味しかった。
友だちに送るメッセージカードが上手に書けた。
