30日間チャレンジブログ

40代主婦が綴る小話。

食べたい時にトンカツを食えるくらいがちょうどいい

美味しんぼのセリフだったかな?

「食べたい時にトンカツ食えるくらいが、えら過ぎもしない、貧乏過ぎもしない、ちょうどいいってことなんだ。」

わかる気がします。

現代ですと、ユニクロの服を迷わず買えるくらいのお金があればいいみたいなツイートをしている方もいました。似たような感じですかね。

 

成長と共に、カツ丼がうな重や回らないお寿司になっていくのだと思います。それはそれでいいんじゃないかな。身の丈に合っていれば。

 

若い時は清水の舞台から飛び降りる覚悟で食べていたトンカツですが、このくらいの年齢になると割と食べたい時に食べている気がします。

でも、それがふと寂しい時もあったりして。

 

少し前ですが、ふいにラーメンが食べたくなりました。

夫が仕事の昼休みに同僚と食べたラーメン屋が旨かったそうで、それを聞いたのが引き金です。

食べに行こうかどうしようか…。

悩んでしまう原因は、先日の健康診断でお叱りを受けた悪玉コレステロール

しょっちゅう食べるわけじゃないんだから別に構わないと思いますが、実はその少し前にハンバーガーをランチで食べています。アツアツでサクサクのフレンチフライもたっぷりいただいてしまいました。

加えて、月末は2泊3日の旅行を兼ねて旧い友人に会いに行く約束もあります。

旅といえばご馳走がつきものですから、ご当地の美味しいものをお腹いっぱい食べること間違いなし。

 

お金の問題というより健康面を気にして葛藤すること数日、不意にある日の夕飯で「そういえば鍋用ラーメンがあるじゃん」と思い出しました。

鍋の〆に入れるやつ。あれならヘルシーじゃない?

豚バラとキャベツのあっさり塩鍋をいただいたあと、〆で麺を入れます。

う〜ん、満足!

ラーメン欲が一気に解消されました。

 

そこで思ったんです。何も考えず自由に食べたいものを食べる生活もいいけれど、少し不自由を感じたり躊躇するくらいがいいのかもしれないな、と。

 

食べようと思えば食べられるけど、でもな…ぐらいの方が頭を使って工夫できる気がする。

試行錯誤した上でいただくものってやっぱり美味しいですしね。

毎日それの繰り返しじゃあストレスだけど、やはりトンカツをボーダーラインにして、それより高いものはいったん立ち止まって考える。

 

ごちそう続きの毎日より、10日後のとっておきのために今は粗食にしておこうとか、シンプルな料理を美味しく食べるにはどんな調理ができるかなど頭を捻るのが日々をより楽しくすると思うし、待ち焦がれたご馳走をより美味しくする気がします。

 

こういうのは度がすぎるとやっぱりダメで、あまりにケチすぎると「これ1食分で普段の3日分の食費が飛ぶ」などと考えるようになり、せっかくの機会が台無しになってしまいます。

毒母がこのタイプで、親族の会食で「お刺身なんか近所のスーパーでこの半額だ!」などと大声で喋るため、みんな嫌な気持ちになるんですよね。

材料費だけの話ではなく、お店や場の雰囲気だったり上げ膳据え膳でいただけることのありがたみだったり、そういうのを全部ひっくるめた体験に対しての値段じゃないですか。そういう思考ができなくなるんです。

 

やはりトンカツを遠慮なく食べられるくらいの懐の余裕があった方が、人としての伸び代に期待が持てそうです。

 

美味しんぼ、全巻を読破したことはないのですが奥が深そうです。

いつかチャンスがあったら読んでみようかな。

 

感謝日記

接客の良さを評価してもらえた。

メルカリ購入品が予想以上に良かった。

少しずつ秋の気配を感じた。

返信が丁寧だけど仕事が遅い人

職場で必要な手続きがあるのですが、支部の担当者か本部の事務センター、どちらに連絡したらよいのかよくわかりませんでした。

とりあえず支部の担当者にメールしたところ「本来は事務センターでの扱いになるのですが、今回は日にちの関係でわたしが対応します。事務センターにも話を通してありますので大丈夫ですよ。」と、秒でお返事をいただきました。

なんて頼もしいお方なの…!

支部の担当者は女性なのですが、たぶん次の事例で本部移動になるのが確定の、とても仕事のデキる女性です。

ざっくばらんで話しやすくテキパキしています。

面白いのが、あまりビジネス用語やマナーに準じたメールをしてこないこと。

もちろん取引先へはビシッとした言葉遣いでメールしているのでしょうけど、わたしたちは同じ社内の人間ということでカジュアルになっているのかもしれません。

中には社内でも社外でもガチガチの敬語でメールを送る人もいるので、あまり堅苦しいルールはないものと思われます。

 

とにかく、カジュアルではあっても仕事が早いのが彼女の特徴です。

回りくどい挨拶や言い回しをすっ飛ばして「いいですね。これでいきましょう」とか返信がくるので用件がクリアでとても分かりやすい。

 

わたしはこういう方が好みです。

 

一方で、言葉遣いは大変丁寧だけど仕事が遅い方も少なからずいます。

副業先の担当者がそのタイプ。

「〇月〇日までに連絡がなければ、今回のお仕事は不採用と判断してください。」と言われ、期日になっても音沙汰ナシだったのでてっきり不採用だと思っていたら、納期ギリギリになってこんなメールが。

「返信が大変遅くなりましたがあなたは採用です。業務はすぐ開始していただけます。納期までに作業してほしい分量は〇〇です。何卒よろしくお願いいたします。」

いやいや、待て待て。

不採用確定の期日を過ぎてもじっと待ち続けるほどこの会社に愛着があるわけでもないし、この仕事に執着があるわけでもない。なんならもう別の仕事始めちゃってるし。

 

文面はとてもとても丁寧で100点満点の言葉遣いでしたが、どことなく上から目線な感じがしなくもない文章でした。

言われるまま引き受けるのもなーと思い、そもそも期日が過ぎているからそんなに作業はできませんよと交渉して業務を開始しました。

 

というか、そんなバカ丁寧な文面はいらないから、約束の日時を大幅に過ぎていることへの謝罪が一言あってもいい気がするんだけど、そういうのは社内規定で禁止されてるのかな?

単発のお仕事程度なら…と登録している会社ですが、度々起こるミスに対し一切の謝罪がないのが特徴です。以前こちらの委託業務がきっかけで見知らぬ第三者にメアドが漏れてしまったこともあるのですが「もうどうしようもありません」としかお返事がもらえませんでした。ただ、そのメールも言葉遣いに関しては完璧っていう(笑)。

 

言うことが立派でやることがずさんな会社。

言うことは大ざっぱだけど仕事は早くて正確な会社。

 

以前派遣として働いていた上司に会う機会があり聞いたのですが、コロナで一時期導入していたテレワークがどんどん出社形式に変わってきているそうです。

「派遣がテレワークに合わないというのもあるんだけど、やっぱり直接会ったほうが仕事しやすいからって切り替えてる企業が多いのよね。」

土地柄や業種もあると思います。こちらは田舎なので、対面のほうが都合の良い職種が多いのかもしれません。

回りくどい言い回しや完璧な敬語を使いこなせなくても、直接会えば誠意や真剣さは伝わったりもしますしね。

 

必ずしもテレワークがずさんということではありません。

他にも登録しているネットのお仕事の会社がありますが、そちらの担当さんはシンプルで分かりやすい文面のメールをくれます。逆に面倒くさい言葉遣いが苦手なんだろうな、という印象。でも支払期日や手続きが遅れたことはないので信頼できます。

 

要は、直接会って仕事をするにしてもメールのみの付き合いだとしても、その人の本質はいずれ見えてくるのだということ。

たとえ表向き言葉遣いが丁寧でも、レスポンスの遅さや内容の薄さ、処理のずさんさで人となりは明らかになってくるもの。

「メールだけの関わりだからいくらでも誤魔化せる」なんて考えていたら、いつか大ケガしそうです。

 

逆にこちらも、丁寧な文面に惑わされないよう気を付けなければいけません。

わたしは相当用心深いタイプなので、オンラインサロンでもサブスクのサービスでもかなり時間をかけて観察します。

数か月様子を見て、リスクを取れると思ったら入会。

違和感を感じたら近づかないようにしています。実際、おかしいなと思ったサロンは1年後には閉鎖されていたりするので、自分の勘もいくらかアテになるのかなと。

 

勘が働くためにはある程度失敗も必要です。

わたしも若い頃は勘が鈍くて怪しいコールセンターで働いたこともありました。

あまりに怪しくてすぐ辞めましたが、その2年後くらいに会社の代表が詐欺罪で逮捕されてました。変なものを売りつけていたようです。

消してしまいたい黒歴史ですが、それも人生の教訓と割り切るようにしています。

この話は、いつか、また。

 

感謝日記
Yahoo!MAPのクチコミキャンペーンでpaypayポイントゲット
溜まっていたアンケート案件を大量にこなしてポイントゲット
いろんなサイトのパスワード変更完了

メモは全てGoogle keep

スマホを持ち始めた頃はAndroidを使っていました。

日本より海外滞在の方が長かった頃で、ソニーのミドルレンジ海外限定モデルが安かったのでしばらくそれを使っていました。

 

本体価格が安いのはいいんですけど、不便なのは修理のとき。日本に持ち帰ってソニーのお店に行っても「交換部品が国内にありません」と言われてしまいます。そりゃそうだ。

 

海外は海外で、修理に時間もかかるし価格もそれなりにかかるため、「この程度のモデルなら買った方がいいわよ」とアドバイスされる始末。

 

そんなこんなでソニースマホを2,3台使ってた気がします。

その後に買ったのがモトローラ。3万円弱の機種でしたが、プロモーションでSDカードやらソニーのヘッドフォンやらオマケをたくさんつけてくれて、実質半額くらいで買えてしまった記憶があります。いい時代だった…。

 

さて、そんな経緯でiPhoneに変えたのはコロナ禍の少し前という、Appleに関してはわりと経験の浅いわたしです。

Android時代の名残から、ちょっとしたメモにGoogle keepをずっと使い続けています。

シャンプーや洗剤など日用品の買い物、

余裕があればチェックしたい衣料品、

近日中に調べないといけない飛行機のチケットやクレカのキャンペーン、

ブログネタ、

読みたい本や行きたいカフェなどなど

忘れたくないけど忘れてしまいそうなものをどんどんメモしています。

 

iPhone歴が長い人はiOSのメモアプリの方が使い勝手が良いんでしょうけど、もう今さら変えるのも億劫だしなぁ。

それでも、きっとAppleのことですからどんどん使いやすくしてくれているに違いない!

ということでちょっと検索。するとまぁ、出るわ出るわ活用術。

ワンタップで新規画面が開けたり手書き文字も読み込むのは魅力的。

為替計算もできるようだけどこれは別アプリがあるから使わないな。

うーん、これはこれで長所がたくさんありそう。少しずつ使い慣れるよう練習してみようかしら。

 

 

Google keepはアプリを開くと付箋を並べたようにずらっと一画面で確認でき、そこが気に入っているところでもあります。iPhoneのメモアプリには備わっていなさそう。

 

仕事の往復に使用する乗り物の時刻表や路線図、

クレジットカードや電子マネーの期間限定キャンペーンもスクショしてKeepで管理しています。

 

よくよく思い返すと、今までこれ全部スケジュール帳で管理してたんですよね。我ながらマメだわ。

 

じゃあもう紙の手帳は使わないかというとそうでもなく、各種パスワードのバックアップやオンライン申し込みの受付番号などに使用しています。

でもいずれ使わなくなりそう。

昔はこだわってモレスキン買ったりもしてたけど、今はもう書きやすさ優先で無印良品一択。お手頃価格ですし。

 

日々のスケジュールはGoogleカレンダーで、忘れちゃいけないメモはKeepで管理というスタイルが定着している中で、いまいちうまく使いこなせないのがリマインダー。

本当に下手くそで、リマインダーに記録した内容はしっかり覚えているのに、それをリマインダーに入れたことを忘れます。

予定時刻になんかスマホが鳴り出して「なにごと?!」と画面を確認すると、とっくに済ませた用事や準備済みの持ち物などが表示され拍子抜けすることがよくあります。

「リマインダーに入れててよかった〜」と思える出来事に遭遇したことがないのでありがたみが湧かないのかもしれません。いつか役立つ日が来るのかしら。

 

決して機能をフル活用しているとは言い難いのですが、それでも14proを予約してしまいました。支払いは散々迷った挙句ペイディで。

 

QRコード決済やオンラインバンクを多用するので、そこがしっかり機能してくれるのが一番。

次がスケジュールとメモかな。

14proになっても結局Googleに頼ってしまいそうです。

 

感謝日記

試しに買ったわらび餅が美味しかった。

店員さんと和やかな会話ができた。

1万歩歩けた。

メスティンでサバ缶炊き込みご飯

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ネットでメスティンごはんのレシピを日々検索しているわたしです。

 

もう作れないものはないんじゃないかと思うほどレシピがわんさか出てきます。

 

とりあえず、白米とパンはそれなりに作れるようになりました。

今日はもう一段階踏み込んで、サバ缶の炊き込みご飯に挑戦です。

 

まずはレシピ通りに作ってみます。

 

米1合にお水180cc入れて30分給水。

その後、醤油と酒とみりんを大さじ1ずつ。

サバの味噌煮缶1つを入れ、バターを8-10g乗せる。

固形燃料で15分ほど炊飯。

保温バッグに入れて15分蒸らす。

フタを開けてサバをほぐし、千切りにした青じそを好きなだけ入れて混ぜれば出来上がり。

 

これは美味しい〜!

ペロッと食べちゃいました。

若干自分の好みより固かったのと、ほんの少し薄味かな?

この辺は作りながら自分好みの仕上がりになるよう調整していけばいいと思います。

 

ネットにレシピを載せている方々もプロアマ両方おられるので、必ずしも万人受けするものを掲載しているわけではないと思います。

わたしの舌が全国平均かと問われればそれも疑問ですし。

 

何度も挑戦を重ねて納得のいくものに仕上げるという工程は、全てに共通しているのかもしれません。

 

ちょっと大げさだけど、「成功するまでやるから失敗はない」という言葉を聞いたことがあります。

達成前に諦めてしまったらそれは失敗だけど、

成功というゴールに辿り着けるなら、途中で転んだりケガしたとしても失敗にはカウントされないという考え方のようです。

 

とすれば、白米もパンも成功するまでやったから失敗はないと言える、はず。

いいですね、前向きで。

こういう言葉があるから、興味のわくものにどんどん挑戦できるのかもしれません。

 

いずれにしてもメスティンご飯は想像以上にお手軽で美味しい。

洗い物も少なくて済みますしね。

アウトドアに関心のある方は、まずメスティンから購入してみるのはいかがでしょうか。

今はダイソーでも500円くらいで手に入るようです。

 

底の焦付きが気になる方は、クッキンシートを敷いておけば解決です。ソトレシピというサイトでメスティンのサイズに合わせたクッキンシートの型紙をダウンロードできますよ。

 

この炊き込みご飯はもう1回くらい試せばコツを掴めそうなので、次のメニューも考えておかなければ。

洋食にしてみようかな?

 

感謝日記

夫の不機嫌がわりと早く治った。

次にやりたいヘアスタイルの画像が見つかった。

2冊目の小説を読み始めた。

 

 

「葉桜の季節に君を想うということ」読了(ネタバレなし)

シルバーウィークに入り仕事が多忙でクタクタです。

長文は書けませんが、でもこれだけは書き残しておきたい…!

 

「葉桜の季節に君を想うということ」

最高でした!

 

面白かった〜!もっと早く読んでおけばよかった〜!

叙述トリックとして有名な本書、詳細はもちろんあらすじを書くのも気が引けてしまうのですが、ミステリ要素もさることながらそれ以外の展開もとても素敵。

 

理屈屋のわたしにとって、こんがらがった毛玉をほどくように謎をひとつひとつ解き明かしていく過程は読んでいて爽快さしかありません。

主人公の頭の中が文字で見えるのは小説ならではですよね。

 

最終部分の解決編、全ての謎が解けた後はすごく茶目っ気を感じます。

タイトルから冊子がつくよう少しロマンスも入っているのですが、それが作品に花を添えています。

 

読んだ後の充実感がすごい。

秋の夜長にぴったりの作品、出会えてよかったです。

 

感謝日記

目一杯お仕事できた

おいしいコーヒー豆を買えた

試しに買ったチョコがおいしかった

楽しきビンボー生活

原田宗典さんの好きなエッセイのひとつが、タイトルの「楽しきビンボー生活」です。

爪に火を点す清貧な大学生活をどれだけ笑いに変えていたか、という内容でした。

かいつまんでお話すると、ほぼ空になったネスカフェのインスタントコーヒーの瓶にお湯を注ぎ、底に固まったコーヒー粉を溶かして飲みながら「ダバダ~♪」と口ずさむと優雅な気分になれたと錯覚するよ、といった内容です。

 

20代前半の頃、このお話が本当に好きで何度も繰り返し読みました。当時のバイブルと言っても過言ではないかも。

父親がアル中だったこともあり、わたしもどちらかと言えば貧乏育ち。
明日飲ませるミルクがない中、父親が好きなだけ飲んで泥酔して帰宅、みたいなことがよくある家庭だったそうです。
わたしにとってはそれが普通だったので特に何とも思わず生きていたのですが、母親にとっては違っていたようで、よく他の家庭と比較しては嫌味や負け惜しみのようなことを口にしていました。

そんな毒母に居場所を作ってあげたのが宗教なわけで、当然毒母はそこに救いを求めてのめり込むわけですが、それでもやっぱり貧乏コンプレックスは解消されないままでした。

海外旅行に行ったりヴィトンのバッグで会合に来る他の信者さんを批判したりディスったり。
「あんなのは本物の信仰じゃない。うちみたいに貧しく生きるのが正解なんだ。」
「うちは正しいことしているから苦しいんだ。ラクな生き方じゃ神さまは喜んでくれない。」

ずうっとそう教えられると、まぁそういうものかと子どもは信じるわけで、わたしも長い間「うちはお金がないから欲しい物全然買えないしつまらないけど、それがいいことなんだろうな。」と思い込んでいました。

が、しかし。原田宗典さんのエッセイで見方が大きく変わります。

「どうせビンボーに生きるなら、面白おかしいほうがいい」

たぶんわたしは根が陽気なんだと思います。どんなにつまらないことでもいいから、1日1回くらいはワハハと笑った方が人生楽しいよなと考えるタイプ。

辛い辛いと言いながらカミサマを拝むのは性に合わない。
というか、よくよく勉強すると経典にも宗教の教えにも貧乏を勧める教義なんかありませんでした。
カネに目がくらんで人の道に外れるような行いをするのは間違ってるとか、シンプルに生きた方が自然のありがたさを実感できる、という教えばかりです。
自分の生活にコンプレックスを抱いている人たちが、自己肯定感を上げるため「貧乏こそ正しい」と都合よく解釈して広めたんでしょうね。

そう気づくと自己憐憫が恥ずかしくなり、逆にどうしたら楽しくなるだろうと工夫するようになりました。

 

そう、子どもの頃から好きな本、家なき少女のように工夫して生きたいなと。

kasai-ryoko.hateblo.jp

 

20代そこそこですからやっぱりお金はないし、割のいい仕事もあまりない。
節約を楽しむしか方法はなく、もやし料理のレパートリーを増やしたりクーポンを駆使したりするところからスタートしました。

やみくもにやっても意味がないからガイドブックが欲しいなと探したところ、雑誌の「サンキュ!」が自分のニーズに合っていたのでさっそく購入。
主婦向けの雑誌ですが独身の自分にも大いに役立ちました。
特に良かったのは袋分け。食費、光熱費、通信費、娯楽費と給料日にそれぞれの予算を振り分け残りは貯金。
食費に関してはそれをさらに4週分に分け、1週間単位で予算を組んで買い物をしていました。
週の残りは5週目の封筒に入れれば1か月過ごせます。

 

これを結婚してもずっと続けていました。
細かく家計簿をつけるのが苦手なので、先に袋分けをするこの方法が合っていたと思います。
貯金の習慣もつけたくて、サンキュ!の「6カ月で10万円貯金」特集の号を買いました。ハードルが低く実践しやすかったのが幸いし、6か月後には見事達成。

これに弾みがついて、海外移住の初期費用100万円も達成できたのだと思います。

 

当時はポイ活も少なかったしクレジットカードのポイント還元も今ほど盛んではなく、主に現金でやりくりするのが主流でした。
無料で楽しめるイベントをフリーペーパーで探したり図書館で本を借りたり。
リサイクルショップやフリマで掘り出し物を見つけたり。
家のちょっとした修理や服のお直しも自分でやりました。


大変だったけど、楽しかったな。

今も、若い方で節約を楽しんでいる方は多いですよね。
最近だと株主優待やポイ活、資産運用やウェブ副業が主流でしょうか。

興味がない人にとっては、ポイントを他社ポイントに交換して運用して増やすなんて面倒くさく見えるかもしれませんが、本人は楽しんでやってるのだと思います。

20数年前に節約ブログを書いていた皆さんも、時経つうちにみな止めていきました。
おそらくそこまで節約しなくても大丈夫なくらい、経済基盤が整ったのだと思います。
わたしも気づけばそこまでケチケチしなくなりました。

でも、若い頃に培った堅実さはその後も役立っていると思います。
衝動買いをしないとか、吟味してから物を買うなど習慣として染み込んでいるものもあります。

 

ビンボー生活を楽しく過ごすことで得られるものはきっと大きい。

現状を嘆くより、工夫して生きていきたいものです。

 

感謝日記
ぐっすり眠って休養できた。
メスティンパンがさらに美味しく焼けた。
しっかりポイ活できた。

必要な情報は降りてくる

以前にも書いたかもしれませんが。

自分でコネや労力をかけて人の噂話や情報をかき集めるタイプって、いますよね。

毒母はまさにそれ。3度の飯よりゴシップが好き。

職場にもいます。会えば必ず誰かの話。

 

昔はわたしも喜んで聞いていたし、何なら自分でもあちこち出しゃばって情報を集めるクズなことしてた時期もありました。

毒母に認められたい欲求もあったのだと思います。

どんなに機嫌が悪くても噂話を与えればコロッと態度を変え「どういうことさッ!詳しく話な!」と、先ほどまでわたしに向けられていた口撃の刃が他へ向かうため、機嫌取りによくこの手を使っていました。

 

ですが、時経つうちにそんな毒母の機嫌を取ることの無意味さと無価値さに気づくようになります。

機嫌を取ってもそれは一時しのぎに過ぎず、何も積み上がらない。

噂話を横流ししたところで毒母の言葉の暴力は治らないし、支配欲は強くなる一方。

 

家庭の外でも同様で、愚痴の言い合いや誰かの噂で盛り上がっても何も実らないし積み上がっていかないし、何よりわたしが全くステップアップしない。

それよりもビジネス書で世の中の状況や組織心理学を勉強する方がよっぽど楽しいし世の中を理解できる。

大人になってずいぶん経ってからようやく一歩進めたのはこの時だと思っています。

 

それからは極力ネガティブな情報から距離を置くようにしました。

噂大好きの毒母の会話にも「ふーん」「へー」「さあ、知らない」と無関心を貫きます。

「◯◯さんの娘が結婚するってさ!アンタ、相手の人と知り合いじゃない?どんな人さ!仕事は何してんのさ!」

「さぁ、知らない」

たとえ知っていてもシラを切り通します。ここで知ってると言ったところでわたしには何のメリットもありません。ただ毒母が「ウチの娘が言ってたけど、結婚相手の職業は◯◯でこんな性格なんだって!」と仲間内でマウントを取って喜ぶだけ。わたしが手助けする義理はない。

 

そうして他人への関心を極力少なくして過ごしていたのですが、これが不思議なもので、そんな風に人を遠ざけていても必要な情報はちゃーんと降ってくるんですよね。

 

例えば、数年前に起こった親族の仕事のトラブル。
その親族に言わせれば、「自分は間違ってない、悪いのは一緒に仕事をした相手だ」の一点張りだったのですが、その主張にはどうも違和感がありました。

その数年後、その親族が起こしたトラブルの実態を思いもよらない筋から聞きます。
わたしから探りを入れたわけでもないし、そもそもその用事で連絡が来たわけでもないのに。
それからもどんどんと、親族がクロだという証拠が向こうからやってきます。

 

付き合いをやめて良かったと安堵した瞬間でした。
当時その立場を取ったのはわたしだけで、どんなに「法律に抵触する可能性があるから関わりたくない」と言っても姑は「こういう時こそ協力するのが親族です!」と頑なに圧をかけてきました。

屈しなくて本当に良かった。一部始終は念のため日記につけてあります。もし今後取り調べが入ることになっても、わたしは潔白を主張できるはず。

 

短期で働いていた派遣先でも違和感を感じることがありました。

営業職だったのですが、成績の良い営業マン達のやっている事がどうにも怪しい。

彼らのやり方を真似しないわたしの成績は最低ラインで、「このままじゃ職を失いますよ」とも言われたけれど、どうしてもやる気にならない。

契約満了と共にそそくさと去りましたが、1、2年後にその会社は大きな関連会社の問題児が送り込まれる場所だと聞かされ妙に納得しました。

大元の会社で法律スレスレの営業をしたり大きなミスで立場を失った人が出たときの吹き溜まりとして使われている会社のようです。

 

それを知ることができたのも、たまたま現場で一緒だった古株さんから聞いた情報。
聞いてホッとしました。あのままいたらどんな小狡い手を使わされたか分かったもんじゃないわ。

 

意識を変えてからというもの、自分の直感を信じて良かったと思える証拠になる情報が後からちゃんとやって来ます。

 

当初は「どうして自分がこんな目に」と、理不尽さを感じる出来事もたくさんあるのですが、後から考えるとそのタイミングでなければもっと惨事に巻き込まれていたかもしれず、守られていたのかもしれないな、と思わずにいられません。

 

もちろん、理不尽なまま放置されている問題もたくさんあります。でもそのうちどうにかなるんじゃないかと、余裕な態度で事態を見届けることができています。

解決の仕方も色々で、勧善懲悪のスカッと展開になることもあれば、物事がどんどん自分と縁遠いものになり「今さら聞いても何とも思わん」と風化して解決することもあります。

 

たとえば、10年近く前にいたカナダ人の宗教幹部がすごいワンマンで当時は顔を見るのも嫌だったけど、その後メンタルを病んで晩年は廃人のようになってひとり寂しく亡くなったと聞いても「ふうん。お気の毒に」くらいにしか思いませんでした。10年も経てば、今さらザマミロという感情すら湧き起こりません。

悪感情も正しく処理すると風化して飛ばされてしまうんだな、としみじみ実感したときでもありました。

 

だからこそ声を大にして申し上げたいのですが、
正直にクリアな気持ちで日々過ごしていれば、それは必ず報われます。
悪人がいつまでも甘い汁を吸って生き延びることはありません。
そして、そんな嘘つきで不誠実な人たちが悪事を働いてでも手に入れようとした名声や人からの信頼を、正直な皆さんは既に手中におさめています。

 

どうぞご自身の生き方に胸を張ってくださいね。

 

感謝日記
小説の展開がすごく面白い。
パジャマを変えたらぐっすり眠れた。
クロックスがセールで安く買えた。